2021/10/15
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<中古住宅の不同沈下チェック!②>についてお話をします。
今日のお話は
中古住宅の購入を
考えている方に対しての
注意点、チェックする箇所等のお話になります。
では本題に入ります。
中古住宅を見学に行かれた時に
もし
下記一枚目の写真の様な
扉が閉まり難い箇所が有った場合で
扉の丁番が緩んでいなかった場合は
不同沈下の可能性が有りますので
他の
サッシ等の引違い窓などもチェックして見て下さいね!
特に一階部分です!
もし
下記二枚目の写真の様に
サッシの枠と障子ガラスに
上下それぞれのすき間幅が違う箇所も見つけたら
ほぼ不同沈下の可能性が大きいです!
この様な場合は
一旦外に出て敷地の環境を確認して見て下さい!
もし
敷地境界に低い法面が有った場合や
基礎などに
0.50㎜以上のひび割れが有った場合
そして
下記写真の様に
コンクリートブロック塀などに
ひび割れが確認された場合は
その中古住宅の購入を
慎重にされた方が良いと思います。
慎重に!と言うのは
契約前に必ず「住宅診断」を実施して
床・壁の傾斜傾向を確認しましょう!
という事です。
傾斜傾向は
中古住宅で有れば
大なり小なりは
どの物件でも有りますので
問題は
傾斜の程度と法面との関係などを
総合的に判断しましょう!
「住宅診断」を依頼される時には
電話又はメールで
不同沈下の原因などを追究して
判断をしてくれるかどうかを確認して下さいね!
でないと
ただ単に床の傾斜が有りました。
判定基準の範囲内でしたくらいしか
報告して貰えませんので要注意ですよ!
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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