2021/11/05
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<外壁通気部材の紹介として>についてお話をします。
新築分譲住宅の購入を考えている方は
外壁通気構法の
排気口金物が設置されていなければ
特に
北面の妻側外壁面に「藻類又はカビ」が発生する事を
このブログに何回もアップしています。
契約をする前には
必ず
通気金物が設置しているかを確認して下さいね!
設置していない新築分譲住宅は
まだまだ多いので気を付けて下さいね!
という事で
今回は
ケイミューの軒ゼロ用の通気部材を紹介します。
この通気部材の使い易さの点は
ケラバ部分に設置できる事です。
他のメーカーの場合は
水平部分しか設置できない事が多いので
この点は非常に使い易くコンパクトに納まり
尚且つ
45分準耐火構造認定(軒裏)を取得しているので
準防火地域でも採用できます。
ニチハの外壁材の時は使用しづらいかな?
ニチハにも同じ様な商品が有るのかも知れませんが
残念ながら見つける事が出来ていません。
日本住環境の商品がカタログには有ったのですが?
もし
ニチハの商品が見つかったらアップしますね!
上記資料②は
資料①の納まり図部分を拡大した資料です。
これを見れば
どの様に使用されるか分かり易いと思います。
前回のブロブには
軒先側の北側外壁面にも「藻類又はカビ」が発生している
お話をしましたが
外壁通気構法で
妻側外壁の外壁通気排気金物を
キチンと設置する事で
妻側面の外壁には「藻類又はカビ」の発生は抑えられる事は
実際に隣り合った住宅で確認済みです。
(ただし、因果関係は分かっていません。)
しかし
軒先の北側外壁面の「藻類又はカビ」の発生に関しては
まだ
断熱材の入れ方が悪い又は断熱材が薄い事が原因と
寒い地域なので
部屋内と外部との温度差が大きくなった為?など
まだまだ
想定でしか原因は何なのかを掴めていません。
この原因をハッキリさせるには
実際にその建物の詳細調査を実施して
壁を剥がして見ないと原因は分からないのかな?
今日は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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