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築13年中古住宅の住宅診断(広島)事例として

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今回は、築13年の木造住宅の住宅診断事例についてお話をして行きます。

建物の契約後、引渡し前に買主様からのご依頼でした。

気になる事象として

①外壁の結露によるカビ発生

◆原因
外壁通気工法を採用していないラスモルタル塗り仕上げ外壁の壁断熱の施工不良が原因と思われます。
下記写真の壁断熱材の施工を全体的にしていると思われます。

②床下断熱材の施工不良

この写真は、床下収納庫廻りの写真です。

この様に断熱材が入っていない箇所に結露が発生しやすくなり、カビ発生の原因になります。

◆原因
大工の断熱材に対する知識不足及び現場監督の管理不足と思われます。


③小屋裏母屋の継ぎ手部分にカスガイ金物による補強がされていない。

◆原因
大工がカスガイ金物を打ち忘れと思われます。


総合判定として

構造的な部分は、目立った劣化事象は確認できませんでしたが、

大工の手抜きと思われる施工が原因で、

今回採り上げた事象が今後も家の劣化を進めると思われます。

床下の断熱材の補修は出来ても、外壁部分の断熱材の補修は大掛かりな工事になります。

今回は、これで終わります。