2018/01/21
今回は、中古住宅を購入するに当たって、注意項目を前々回に続いてお話をしていきます。
今回は、「注意点その二」です。
注意点その二
2階の建物位置が悪い。俗に2階の「のりが悪い」と言うものです。
専門用語になるので、分かり易く説明します。
建物で「のりが良い」建物で、代表的な建物が総二階です。
つまり、2階の柱の下に1階の柱が有るという事がベストです。
住宅診断で良く見られる、2階の床傾斜が部分的に悪い場合は、
2階の「のりが悪い」と言われる住宅プランの場合がほとんどです。
下の図面が、実際に有った判り易い例をあげています。
この図面を説明しますと、左上洋室の外壁面の通りの下に1階の壁も柱も有りません。
それが原因で左側の床、特に左上の床が下がっている事が判って頂けると思います。
因みに、1階の床の傾斜は全然問題は有りませんでした。
原因は、2階の柱の下には梁が通っていますが、その梁が長年の荷重によって下がったと考えられます。
中古住宅を購入する時に、2階の「のりが良い・悪い」を確認する事を覚えておいて下さい。
これは、建築の専門の知識が無くても確認できます。
今回は、これで終わります。