2022/01/28
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<自宅などの改善リフォーム工事として!>についてお話をします。
あなたが
購入された既存住宅(中古住宅)の床下や
自宅の床下が土だった場合で
湿気が多くカビ臭い場合はどうしたら良いか
悩んでいる人は参考にして下さいね!
今日のお話は
床下が土の状態で湿気が多かった場合の
改善リフォーム工事のお話をします。
下記写真①は
束石が
劣化事象である「針状結晶」によって
コンクリートの強度が低下して
ひび割れが入っている状況です。
この「針状結晶」が発生する一つの条件は
土が湿っている事です。
写真には写っていませんが
床の合板にカビも発生しています。
上記写真①の様に
床下に湿度が多い場合は
上記写真の様な躯体構造を劣化させる
「針状結晶」の劣化事象とか
「シロアリの被害」「腐朽」の原因になり
床下に湿気が多い事で
良い事は何一つありません。
下記写真②が
「住宅診断」で床下に入っての調査後の写真です。
もうツナギの作業服が
ドロドロになっているのが分かるでしょうか?
床下がいつも湿度が多い場合は
何か自分で
床下に入って作業でもしようとすれば
この写真の様になりますので
段々床下に入る機会が少なくなり
シロアリ被害などの劣化事象を見逃す事になります。
上記写真①②に比べて
下記写真③は
築35年の住宅の床下の写真です。
写真を見てお分かりになると思いますが
床下に防湿シートを敷いた上に
砂(真砂土)を敷いている住宅で
サラサラの土の状態で
尚且つ
束石から束、大引き、土台、根太、フロアーまでが
カラっと乾燥した状態で全然腐朽していません。
もう
お分かりになりましたでしょうか?
今日のブログで
ご提案する改善リフォーム工事は
床下の湿気対策に費用対効果も考えて
防湿シートを敷いた上に砂(真砂土)を敷きませんか?
という事です。
以前のブログの
<断熱改修の為の「住宅診断」を依頼しませんか?>
https://www.yandykensa.com/blog/12153
にも書いている通り
床下の湿気対策をシッカリさせる事が
家の維持管理には必要なのです!
という事で
今日のお話は、参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊