2018/02/05
今回は、買主様に「建物状況調査」を斡旋するのではなく、
買主様の為に、床下・屋根裏に入っての調査を含めた「住宅診断」を斡旋しましょう!というお話をします。
インスペクションの中で「住宅診断」が一番
床下・屋根裏に入っての調査を含む「住宅診断」をすれば、
建物全体の劣化状況が把握出来ますので、
「既存住宅瑕疵保険加入の為の検査」、及び「建物状況調査」の検査・調査項目も、
「住宅診断」の報告書で全て対応出来るのです。
さらに、「既存住宅のフラット35の適合証明発行の為の検査」にも対応出来ます。
「既存住宅瑕疵保険加入の為の検査」、及び「建物状況調査」は、
それぞれ検査にかかる時間は2~3時間で終わり、早い様に思いますが、
「住宅診断」に8時間かかったとしても、
この8時間で、建物全体の劣化状況が判り、
「既存住宅瑕疵保険加入の為の検査」、及び「建物状況調査」の報告書を作成する事が出来るのです。
言い換えれば、
「既存住宅瑕疵保険加入の為の検査」、及び「建物状況調査」のそれぞれの検査・調査では、
建物全体の劣化状況の報告書は作成出来ません。
ただし、
「住宅診断」をしている業者には、
「既存住宅瑕疵保険加入の為の検査」、及び「建物状況調査」が「住宅診断」と思い違いしている業者がいますので、
注意が必要です。
もう一つの注意として
「建物状況調査」以外のインスペクションは、設計事務所登録をしていて、
尚且つ、それぞれの登録業者として、登録をしていないと出来ません。
つまり、「建物状況調査」は出来ても、「既存住宅瑕疵保険加入の為の検査」及び
「既存住宅のフラット35の適合証明発行の為の検査」が出来ない既存住宅状況調査技術者が
大半を占めていますので、「建物状況調査」を依頼する時には、注意が必要です。
まとめとして
どうですか?
「住宅診断」を斡旋する事が、買主様のとってこの上ないサービスになる事がお分かりになって頂けたでしょうか?
このコラムを読んで頂いた買主様も、
インスペクションにはいろんな種類が有りますが、
後悔しない為に、床下・屋根裏に入っての調査を含む「住宅診断」を依頼しましょう!
今回は、これで終わります。