2022/03/05
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<自宅の「住宅診断」はどうかなぁ~?>についてお話をします。
自宅の「住宅診断」を考えている方で
改修工事が目的で
「住宅診断」を依頼される方以外の方は
是非
このブログに目を通してみませんか?
今日のお話は
自宅または既存住宅で
木建具が敷居、鴨居、建枠に擦って
締まり難い場合は要注意ですよ!
と言うお話をします。
下記写真①②は
自宅の「住宅診断」で確認された不具合事象です。
上記写真①は
敷居と建具が擦っている写真です。
上記写真②の場合も
敷居と木建が擦って締まり難い写真です。
ご依頼者様から聞いたお話では
最初の内は
一か所の扉が
少し擦れているかなぁ~と思っている内に
何となく年数が過ぎて
擦れる事に違和感が無くなってしまったそうです。
それが
1か所だけで有れば
そんなに問題は無いと思いますが
敷居とか鴨居に扉が擦る箇所が増えて来た時に
初めて
何か変?って感じ出したそうです!
で
今回の場合は
築30年で2回目の
外壁の塗替えメンテナンス工事を考えた時に
扉の擦りも直しておこうと思い立ち
他にも何か不具合が有るかも知れないので
調査して貰おうか?ってなって
私共に「住宅診断」の依頼が有った建物です。
診断結果が
明らかに「不同沈下」が原因で
建具が敷居などに擦っている事が判明しました。
床の傾斜等は
6/1000以上の傾斜が有り
それなりに
床の傾斜にも気が付いていたようで
床・壁の傾斜チェック図面を見ながら説明した時に
「やっぱりねぇ~」って言うタメ息が今でも忘れられません!
それなりに気付いていても
まさか
ここまでとは思っていなかったようでした。
自宅の場合は
いくら要注意ですよ!って言ってもねぇ・・・・。
自宅の
改修工事を実施する為の「住宅診断」の場合は
余り気にした事は無かったのですが
ただ単に
外壁塗替えメンテナンスだけを考えている場合で
「住宅診断」の依頼をされるのは良いのですが
どうなんかなぁ?
って考えてしまった「住宅診断」でした。
下記写真③は
既存住宅の「住宅診断」で確認された不具合事象です。
上記写真③は
押入の戸襖の上部と中鴨居が
擦って締まり難い写真です。
既存住宅で
まだ契約前の「住宅診断」の場合は
何も気兼ねなく検査が出来るので
気分的に楽ですね!
この建物の場合
床の最大傾斜は2階の床で7/1000でした。
原因は
2階の載りが悪かった事でした!
今日の纏めとして
自宅の「住宅診断」を依頼される場合
今回のブログの内容の様な事が有りますので
それを理解しておいて下さいね!
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊