2022/03/07
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<最初の2年間は、クロスの不具合補修が肝心ですよ!>についてお話をします。
今日のお話は
新築分譲住宅に引っ越してから
最初に気にかけて欲しい箇所のお話をします。
注文住宅などの場合は
2年間の無償保証期間に
3回ほどアフター点検の巡回が有り
大体の点検日は
3か月または6か月点検と
12か月点検、24か月点検の
最低でも3回は有ると思います。
工務店によって
巡回方法が違いますが
アフター点検担当社員が家の中をチェックして
不具合事象を補修するのが一般的と思います。
この様な
工務店の場合は
天井・壁クロスのキレ(クロス継ぎ手部分の開き)とかクラック等を
必ずチェックすると思いますので
ある程度は安心ですね!
以前のブログでもお話した様に
天井・壁クロスの補修は
症状が軽い時に補修を実施すれば
補修跡が見えにくくなります。
例えば
下記写真①、②を見て下さい。
遅くとも
この時点でキチンと補修をすれば
ほぼ
気にならない程度まで補修する事が出来ます。
しかし
2年以上何も補修をしなければ
下記写真③、④の様に
クラック部分クロスがめくれ始めて来て
補修しても綺麗には補修出来ず
補修跡が醜く残ってしまいますよ!
私も
以前の職場で定期点検の巡回しながら
クロスは自分で補修していましたので
よく分かります。
今日の纏めとして
折角
新築分譲住宅に住み出して
不具合の補修に来てもらおうと思いながら
クロスのクラック位で来てもらうのも気が引けるので
と思いながら補修依頼の連絡を躊躇っていたら
あっと言う間に
2年間の無償補修期間が過ぎてしまい
上記写真③、④の様になっても
結局はホッタラカシ(方言かな)!
この様にならない様にする為に
自分で期間を決めて
例えば
壁・天井クロスだけでも
6か月、12か月、24か月に
纏めて補修依頼をすると決めれば
他の不具合事象も気が付くと思います。
この様に
折角購入した新築分譲住宅なので
いつもメンテナンスに気を使って下さいね!
という事で
今日のお話は、参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊