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厄介な不具合を抱え込まない方法は?

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<厄介な不具合を抱え込まない方法は?>についてお話をします。

今日のお話は

電話相談から現地調査を実施した物件で

 

相談内容以外の

厄介な不具合事象が発覚した?お話をします。

 

先日

天井の断熱材の仕様を調査した時に発覚した

不具合の写真が下記写真①です。

 

【写真①】

 

電話相談の内容は

確認済証に記載しているの断熱材の厚さが

実際の断熱材の厚さと合っているかどうか?でした。

 

この事を調査する為に天井点検口を開けて

調査したのです。

 

調査結果は

確認済証に記載されていた断熱材の厚さでしたが

 

上記写真①は

その時の調査でカメラのガラスが一瞬で湿気で曇ったので

 

あれっ????と思って

 

今日の検査には

使用する予定が無かった含水率計

たまたま積んでいる事を思い出して

 

急遽

クルマに取りに行って計測した時の写真です。

 

上記写真①の説明をしますと

構造材の含水率: 10.8% ⇒ 問題無し

小屋裏温度: 31.3° ⇒ 問題無し

小屋裏湿度: 94.1% ⇒ 問題有り

 

どうですか?

94.1%の湿度は考えられませんね!

 

原因を探して見たのですが

屋根断熱工法でもないのに

屋根タルキの下面に意味不明の不織布シートを張っていて

 

不織布シートを張っている下面に

小屋裏換気口が見当たらなかった事が

一番大きな原因と考えられますが

 

それだけの理由で

この様な高湿度になるのだろうか?

それ以外にも原因が有りそうですね!

 

電話相談の心配事は

殆ど問題は無かったのですが

 

もしかしたら

厄介な問題が発覚したのかな?

 

この様な事が有るから

契約前に「住宅診断」を実施した方が良いですね!

 

今日の纏めとして

新築分譲住宅を契約する前に

「住宅診断」を実施していれば

 

インスペクターにもよりますが

厄介な不具合を抱え込む確率は減少すると考えます。

 

もう

「住宅診断」の普及活動はしませんが

実際に有った事はアップして行きます!

 

という事で

今日のお話は、お終い!

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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