Y&Y設計事務所
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ビックリです! 上には上がいるものですね!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<ビックリです! 上には上がいるものですね!>についてお話をします。

今日のお話は

ビックリした新築分譲住宅のお話をします。

 

その不動産業者が販売しているのは

各地域の新築分譲住宅です。

 

何とどの分譲住宅も

UA値が0.46、0.45、0.44

チラシに書いているでは有りませんか?

等級6を満たしているのです!

 

分譲住宅で ですよ!

 

多分

外壁及び天井の断熱材は

グラスウールなどの充填断熱材では無理なので

外壁断熱材は外断熱及び屋根断熱で

 

サッシは

複合サッシのアルゴンガス入り又は樹脂サッシを

使用しているのだろうと想像が出来ます。

 

それにしても

新築分譲住宅の場合は

良くて等級5

UA値0.60止まりだと考えていたので

 

この不動産業者は

ホント凄いね!と思いながら

 

その建物の写真を見ていたら

軒ゼロ住宅片流れ屋根

 

妻側(ケラバ側)には外壁通気構法

排気用金物が見当たりません。

 

アレ?アレ?・・・・。

 

それでもって

パッシブデザインで良く採用されるとか

遮熱用のスクリーン等も見当たりません。

 

となれば

単純に机上で計算できるUA値

良くしているだけかもしれませんね!

 

もしかしたら

気密性ののC値は1.0以下なのかどうか?

気密テストもしていないかも・・・・。

 

ホームページを見てみると

この不動産業者が作っている住宅は

UA値が0.49~0.25の断熱性能の様です。

 

また

サッシはオール樹脂サッシで標準はアルゴンガス仕様

C値も気密測定をしている様です。

 

外壁にダイライトを張ってあるから

気密性能は取り易いと想像が出来ますが・・・・。

 

しかし

他の分譲地の分譲住宅の断熱工事写真を見ると

グラスウールの充填断熱材でした! ☜ これでUA値を0.46以下に出来る?・・・・。

 

それにしても

温熱性能気密性能に興味の有る

エンドユーザーは飛びつくでしょうね!

 

多分

値段が高くても購入できる層はいますからね!

 

ホント

改めて私が考えている以上の

不動産業者がいるとは・・・・。

 

上には上がいるものですね!

 

この分譲住宅業者を今後は要チェックですね!

 

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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