2017/12/09
今回は、宅建業法改正に伴う「建物状況調査」の実地研修を実施した時のお話をします。
住宅診断の経験が有る4人が、日頃の診断をお互いが説明しながら基本住宅診断を2時間足らずで修了して帰って行きました。
来年1月に各自が報告書を作成して勉強会を行います。
私は、新人さんに住宅診断でどこを診てどの様に写真を撮るかなどを大まかに教えながら住宅診断を進めて行き、
屋根裏の調査になった時に、私が先に調査した後に新人さんに屋根裏を診てもらいました。
新人さんは、何も問題は見つかりませんと言ったので、
どっち方向に新しい広範囲の雨漏り跡が有るから、良く診てみてと伝えました。
この時の写真が下の写真です。
新人さんだから分からなかったのかなっと思っていましたが、他の4人も見落としていました。
と言っても、住宅診断の経験が少ない人が代表して屋根裏を診て、問題無しと判断したとの事でした。
同業者として、何かとても悲しくなりました。
来年4月から、宅建業法改正に伴うインスペクション業者は、殆どの建築士が1日の講習を受講しただけで資格をもらい、
住宅診断の実地研修をせずに、いきなり建物状況調査をする事になるのです。
これは、とても酷い話であって、
建物状況調査を信用して、中古住宅を購入した買主様は、たまったもんじゃないですね。
でも、これが来年4月からの現実になろうとしています。
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では、今回はここ迄とします。
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