Y&Y設計事務所
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既存住宅を購入するのであれば①として!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<既存住宅を購入するのであれば①として!>についてお話をします。

今日のお話は

「既存住宅」を購入する時に

考えて欲しい事についてお話をします。

 

「既存住宅」と言っても色々有ります。

大きく分けて

 

売主が買取再販業者で

リフォーム工事を実施した「既存住宅」

 

売主が個人で

リフォーム工事を実施していない

「既存住宅」が有ります。

 

その中で

「既存住宅」の築年数が

①築年数が10年も経っていない「既存住宅」

②築年数が2000年基準以降の「既存住宅」

③築年数が1981年新耐震基準以降の「既存住宅」

④築年数が1981年新耐震基準以前の「既存住宅」

と大きく分けて

上記4つの築年数で分けられます。

 

今日は築年数が

1981年新耐震基準以降

2000年基準以前の「既存住宅」

 

売主が個人の場合の

お話をしてみます。

 

この年代の建物は

基礎は

無筋の布基礎が多く

地盤調査等はしていません。

 

外壁は

モルタル刷毛引き仕上げが殆どです。

今の様な外壁通気構法では有りません。

 

屋根は

瓦葺仕上げが一般的なスタイルですが

セメント瓦やカラーベスト葺きも出て来ます。

 

前置きが長くなりましたが

実際に「住宅診断」を実施した時の

下記写真①~③を見て下さい。

 

【写真①】

 

上記写真①は

火打ち梁の接続金物が未設置の写真です。

 

この様な

小屋組み構造に関しての

不具合が良く見つかります。

 

【写真②】

 

上記写真②は

間仕切り基礎立上りのひび割れです。

 

無筋の布基礎の場合のひび割れ幅は

写真の様に大変大きくなります。

 

【写真③】

 

上記写真③は

土台継手部分に基礎立上りが無い写真です。

 

何故か

この様な土台の継手をよく見かけます。

 

実際に

この年代の建物を

「住宅診断」してみると

必ずと言っていい程

構造的な不具合が見つかります!

 

 

今日の纏めとして

昨年の税制改正以降から

 

新耐震基準以降の建物の場合は

既存住宅売買瑕疵保険の

インスペクション無しでも

「住宅ローン控除」が受けられる様になったのですが

 

実際に

床下・小屋裏に入っての「住宅診断」を実施していれば

 

上記写真の様な

構造的な不具合事象が隠れていますので

要注意ですよ!

 

もし

この年代の「既存住宅」を購入される場合は

 

高性能フルリノベを考えている場合以外は

お勧めはしません!

絶対にNGと考えています。

 

という事で

今日のお話は

1981年新耐震基準以降

2000年基準以前の「既存住宅」

高性能フルリノベを考えて下さいね!

と言う内容でした。

参考になったでしょうか?

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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