2023/01/13
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<既存住宅を購入するのであれば②として!>についてお話をします。
今日のお話は
「既存住宅」を見学に行った時に
必ずチェックして欲しい箇所
についてお話をします。
今から指摘する箇所は
案外チェックされていませんので
ご自身で確認して下さい!
下記写真①、②を見て下さい。
敷地内に有る最終桝の写真です。
上記写真①は
最終桝の中を
調査しようとしたのですが
最終桝蓋の取手が
サビ付いて朽ちてしまった写真です。
一般的な「建物状況調査」的な
インスペクションでは調査しない箇所ですので
ご自身で必ずチェックしましょう!
もし
購入される物件で
上記写真①の様に朽ちていれば
補修箇所として
仲介業者に必ず伝えて
中もチェックして貰いましょう!
何故ならば
下記写真②を見て下さい。
上記写真②の様に
植物の根が入り込んでいた場合は
将来的に
排水桝が詰まってしまう
不具合が起きる可能性が有りますからね!
それと
下記写真③を見て下さい。
少し見にくいですが
コンクリート擁壁に
比較的に大きなタテのひび割れが見えます。
上記写真③の
擁壁のひび割れは
仲介業者や売主側も
見逃している場合が殆どです!
この
擁壁の大きなひび割れは
ホント要注意ですからね!
何故ならば
擁壁にひび割れが入るという事は
原因は地震と考えられます。
擁壁に大きなひび割れが入る程の地震で
敷地も揺られているという事は
敷地が
不同沈下している可能性が考えられます。
つまり建物も
不同沈下の不具合が
発生している可能性を疑って下さい。
これは
石積み擁壁も同じ事が言えますので
石積みがズレて
他の箇所と違うすき間が開いていれば
上記と同じ様に
不同沈下の可能性が大変高いですよ!
今日の纏めとして
一般的なインスペクションでは
チェックされない箇所が
最終桝の中や敷地の擁壁です。
この箇所は
必ず自分自身でチェックしておきましょう!
という事で
今日のお話は
一般的なインスペクションで
チェックされない箇所のお話でした。
参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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