2018/05/05
今回は、中古住宅を購入する時の注意点その五として、
住宅設備の各給水栓からの漏水の有無を簡単に確かめる方法についてお話をして行きます。
これは、誰でも簡単に出来る事なのですが、ほとんどの方が見過ごしがちです。
中古住宅を購入して引越し直後に気付く事が多く、
最初に自費で取替え工事を依頼する可能性が高くなる箇所です。
確かめる方法は、ただ単に蛇口を捻って水を出すだけで、とても簡単にできますので、
必ず実施された方が良いと思います。
漏水の実例写真として
◆流しの水栓からの漏水写真例
◆洗面ユニットの水栓からの漏水写真例
◆浴室水栓からの漏水写真例
◆浴室シャワーヘッド根元からの漏水写真例
まとめとして
各水栓の取替え工事は、4~5万円以上かかりますので、
引越し直後に、余分な出費を出さない為にも、各水栓の水を出して確かめて下さい。
蛇足として
平成30年4月からスタートした「建物状況調査」には、給排水設備に関しての調査項目は有りません。
ゆえに、
仲介業者が斡旋する「建物状況調査」に任せるのではなく、
中古住宅を 安心・納得して購入する為には、
是非 自己責任で、
床下・屋根裏に入っての調査を含めた 「住宅診断」 を依頼して下さい。
たとえ、費用が20万円ぐらいかかったとしても、住宅ローン減税を利用すれば、
1~2年の還付金で、費用はまかなえます。
今回は、これで終わります。