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北側外壁面にカビ・藻類の発生メカニズムは?

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<北側外壁面にカビ・藻類の発生メカニズムは?>についてお話をします。

今日のお話は

外壁の北側面に

何故カビ及び藻類が発生するのか?

についてのお話です。

 

最初に

下記写真①を見て下さい!

北側の外壁面です。

 

【写真①】

 

2年ぐらい前のブログに

上記写真①の様に

カビ及び藻類が発生する原因は

外壁通気構法の未完結

及び

壁断熱欠損等の施工不良

原因と書いていたと思います。

 

がしかし

これには当て嵌まらない建物を

多く確認した事により

また悩む事になりました。(´;ω;`)ウッ…

 

冬のよく冷えた朝方

太陽が昇り出した時に

 

外壁が

朝露で光って見える事が有ります。

 

この朝露が

カビ及び藻類の発生に

大きく関係している事は

間違いないと考えます。

 

そこで

柱や筋交いなどを浮き彫りにした様に

カビ及び藻類が発生するのは何故か?

 

外壁断熱材の

断熱欠損をしていない部分が

朝露の付着時間を長くしている事が

原因の一因なのではないのか?

 

では

そのメカニズムは・・・・?

 

室内で

暖房をしている時に

室内で暖められた湿気を含む空気

外壁断熱材に伝わり

 

その断熱材の断熱性能が低い場合は

冬の冷たい外気に冷やされる事で

通気層に面した

透湿防水シート面に結露が発生すると考えます。

 

冬の様に

よく冷やされていなければ

暖かい湿気を含んだ空気は

 

外壁通気構法の出口から

暖かい空気は上昇しますので

外気に排出されて

結露は発生しないと考えます。

 

冬の冷たい夜から朝方にかけて

外壁通気内もよく冷やされる事で

湿気を含んだ空気

上昇せずに滞留してしまい

外壁サイディング裏面

結露を発生させると考えられます。

 

ここまでは

自分なりに

そうかなぁ?って悩みながら考えてみました。

 

では朝方

太陽が昇ることで外気が暖まり

 

今度は

外壁サイディング表面に

朝露という結露が発生します。

 

ここで

断熱材と柱などの構造材の熱伝導率の違いで

 

柱や筋交いや断熱欠損部分よりも

キチンと断熱材が入っている部分が

長時間に渡って

朝露を長く保持するのではないか?

 

朝露を長時間保持する事で

カビ及び藻類が発生すると言う

考えは如何でしょうか?

 

メカニズムとしては

断熱材と柱などの伝導率の違いで

カビ及び藻類が発生すると言う

まだ無理押しの感じですね!(笑)

 

 

今日の纏めとして

柱や筋交いなどを浮き彫りにして

カビ及び藻類発生のメカニズム

記載している資料は見当たらず

 

何が正解なのかが

まだハッキリしません!

 

この宿題は

まだまだ出来そうには無さそうです!(´;ω;`)ウッ…

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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