2023/02/26
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<準耐火構造の仕様を間違わない様にするには!>についてお話をします。
今日のお話は
準耐火構造の仕様・図面のお話です。
準防火地域の3階建て木造住宅の場合は
45分準耐火構造仕様の
建物にしなくてはなりません。
実際に
新築分譲住宅の「住宅診断」を実施して見ると
なかなか全てがクリアしている物件は有りません。
準耐火構造の仕様で
施工しなくてはならないのに
何故
あちこちで不具合が見つかるのか?
原因を調べる為に
設計事務所の確認申請図面を見てみると
準耐火仕様の記載が
仕様書や矩計図等の別々の図面に
小出しに書かれていて
しかも
小さい文字で記載していますので
良く注意して見ないと
ホントに見落としてしまいます。
SNSで色々と
準耐火構造の事を調べていたら
何と
下記資料①の様に
ある設計事務所が作成していた
大変素晴らしい
「準耐火構造リスト」の図面を見つけたのです。
この
「準耐火構造リスト」を見れば
施工方法が一目で分かります!
この資料①で
二つだけ足らないものが有るとすれば
それは
壁PBや床合板を配管や電気配線が
貫通した時の穴の処理方法と
天井点検口の事が書かれていません。
小さい事ですが
「住宅診断」を実施する時には
その穴の処理や天井点検口の仕様も
チェックしますので
穴の処理として
耐火パテにて穴埋めとするとか
45分準耐火構造対応の天井点検口を使用
とかを記載していれば完璧かな・・・・?
◆関連ブログとして
下記ブログを見て下さいね!
準耐火構造のダウンライト設置は要注意!
準耐火構造の天井点検口等の設置には要注意!
今日の纏めとして
工務店が
準耐火構造の仕様を
間違わない様にするには
やはり
設計事務所の図面に
上記資料①の様な
「準耐火構造リスト」が有れば
とても親切だなぁ~と思います。
Y&Y設計事務所も
時間を作って作成しようかな?(笑)
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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