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現場発泡ウレタン工法のメリットとして!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<現場発泡ウレタン工法のメリットとして!>についてお話をします。

今日のお話は

現場発泡ウレタン吹付工法のお話です。

 

下記写真①は

築10年のお宅にお伺いした時に

コンセント部分に風速計を当てて

 

床下からの外気が

室内にどれだけ入って来ているかを

計測してみました。

 

何と

今回計測した最大数値は

1.77m/sが計測されました。

 

以前のブログで

ISO7730(寒さを感じない室内条件)として

平均気流速度(風速)は0.15m/s

の数値から考えて見たら

 

1.77m/sの数値は

大変大きな数値という事が分かります。

 

実際に

手のひらをコンセント部分に当てると

 

ハッキリと

外気が入って来る事が感じ取れました。

 

【写真①】

 

上記写真①の

数値を計測したコンセントの位置は

間仕切り壁部分のコンセントで

 

外壁面に有る

コンセント部分を計測した時は

数値はゼロでした。

 

最初は

何故だろうかと考えていたのですが

外壁面の断熱材は「現場発泡ウレタン」を

吹き付けていたのです。

 

【写真②】

 

上記写真②は

断熱充填検査時

現場発泡ウレタン吹付の写真です。

 

この写真を

見ても分かる様に

発泡ウレタンを吹き付けている

床部分を見て下さい。

 

すき間が全然無い事が分かります。

 

上記写真②には

コンセントボックスは有りませんが

 

実際は

発泡ウレタンを吹付ける前に

コンセントボックスや電気配線をしますので

 

コンセント廻りには

床下からの外気が入って来れないのです。

 

ゆえに

外壁側のコンセントに風速計を当てても

計測出来なかったのです。

 

この事から

壁・屋根部分を

現場発泡ウレタン吹付工法にした場合は

 

床断熱工法で施工する時は

床下地を気密テープで気密施工をするか

又は

基礎断熱工法にすれば

 

現場発泡ウレタン工法の建物は

気密が取れやすいと言う事が分かりますね!

 

ただし

一般的な

100倍発泡(ウレタンA種3)の場合は

 

熱伝導率が

0.034w/mkですので

グラスウール10kと同じ数値から考えて

 

省エネ基準で言えば

100倍発泡(ウレタンA種3)単独で使用する場合は

2030年の省エネ基準の

ZEH基準でUA値0.60までかな?

 

 

今日の纏めとして

現場発泡ウレタン吹付工法の場合は

 

風速計で計測しても分かる様に

気密性能が取れ易いという事が分かりますが

 

現場発泡ウレタン吹付工法の

欠点に「スキンカット」の問題が有りますので

お勧めはしませんけどね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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