2023/03/28
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<柱等の直下率検討はプラン作成時には必須!>についてお話をします。
今日のお話は
プラン作成の時に
何を考えて作成するのかのお話です。
いつも
新築分譲住宅のプランを考える時は
柱・耐力壁の直下率と
構造区画を考えて作成します。
それと
太陽光発電が設置できる様に
屋根南面を広くとる事も考えます。
今回の敷地状況は
東西に長い敷地で西面に道路が有り
南北の奥行きは7.5mになります。
下記資料①は
今回作成した
直下率を計算した資料になります。
上記資料①は
Y&Y設計事務所は
今回プランの柱・耐力壁の直下率を検討した
最終結果になります。
下記数値は
基本直下率とプランの直下率です。
柱の直下率:60%以上 ☞ 67.50%
耐力壁の直下率:50%以上 ☞ 73.33%
構造区画の方は
4Pまでのスパンの両端には必ず柱を配置をして
その梁に梁を架けた場合の上には
2階の柱を出来るだけ載せない様に考えています。
下記図面①は
西立面図になります。
上記図面①を見て分かる様に
屋根南面に太陽光発電が載せれる様に
屋根面を広く取っています。
屋根勾配は
発電効率を考えた場合は
4.0寸勾配が良いのですが
ここの用途地域が
第一種低層住居専用地域なので
北側斜線制限がかからない様に
北側屋根の桁を300程下げて
大屋根の方は2.0寸勾配にしています。
間取り的には
1階に3帖のドライルームを
洗面脱衣室に接して配置していますので
西面のバルコニーは必要無いのですが
エアコン室外機置場と
1階の掃出しサッシ部分の西日を防ぐ為に
設置しています。
今日の纏めとして
Y&Y設計事務所に
2階建て木造の設計依頼が有った場合は
下記3項目は必ず検討します。
①柱・耐力壁の直下率
②構造区画による柱・梁の配置
③太陽光発電の為の屋根面の向き・広さ
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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