2023/04/11
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<全てのプランの要望を入れると構造区画が!>についてお話をします。
今日のお話は
注文住宅プランのお話です。
プランの要望は
①LDK20帖以上
②趣味の部屋としてバイクの整備室
③1階に広いウォークイン・クローゼット
④2階に3室と広いバルコニー
⑤許容応力度の耐震等級3が欲しい
の以上の5項目と
前面道路にはクルマが通れません。
第1回目のプランとして
下記図面①は
1階平面図と配置図です。
取り敢えずは
間取りの要望を全て入れたプランですが
南面・西面の隣家が境界線から離れておらず
特に
南側の2階建て建物は
境界線から約60cmしか離れていないので
LDKには
南面からの日射は見込めません。
なので最終的には
2階南面に吹き抜けを作って
そこから日射を入れる間取りを
考えないと・・・・。
日射を考えると
2階にLDKを持ってこないと
この敷地では難しそうです! (;^_^A
下記資料①は
直下率計算の資料になります。
上記資料①は
耐力壁の直下率を54.55%(推奨50%以上)
柱の直下率を65.22%になり(推奨60%以上)
取り敢えずは
Y&Y設計事務所が推奨する基本直下率以上!
事前に
CADソフトで計算できる
耐震等級3相当の耐力壁の配置と
耐力壁線間隔・床倍率チェックをクリアさせています。
下記パース図①は
日射遮蔽や日射取得等の
細かな検討はしていません。
今日の纏めとして
注文住宅になると
分譲住宅の様な総2階のプランとは違って
耐力壁・柱の直下率や構造区画までは
何とか纏めてみたのですが
もし
太陽光発電を6kw以上載せたいと言われたら・・・・。
まぁ
その時は その時に考えよう!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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