2023/04/24
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<構造区画に拘るとプランに制約が出て来る?>についてお話をします。
今日のお話は
新築分譲住宅のプランのお話です。
売主側の要望として
東側道路で間口11mの敷地に
4LDK+趣味の部屋のプランです。
普通の場合は
趣味に部屋を入れて4LDKなのに・・・・。
下記直下率計算①が
要望に応えたプランの直下率計算です。
上記直下率計算①の様に
耐力壁の直下率は79.55%と
柱の直下率は72.22%で
数値的には全然問題は有りません!
問題は
構造区画を考えた場合
下記プラン①の赤丸及び矢印の所に
どうしても柱が欲しいのです。
ここで言う構造区画とは
梁の両端を4P以内で柱で支える事
を考えています。
となれば
柱を1本建てる事も考えられますが
壁としてデザイン的な収納棚にしても良いかな?
って考えたプランです。
構造区画を考えなければ
下記プラン②の様に
キッチン横に
壁を持ってこれば違和感は無いと考えます。
私としては
柱をプラン①の矢印の所に配置したいのですが
果たして
売主側がOKを出してくれるかな?
因みに
2階の鳥瞰図は下記鳥瞰図①で
外観パースは下記外観パース①になります。
このプランの特徴は
冷暖房を想定して
階段廻りに吹抜けを設置しています。
下記外観パース①は
Y&Y設計事務所が考える総2階の家に
バルコニーの代わりに2階にドライルームを配置し
太陽光発電が搭載できる屋根面形状です。
今日の纏めとして
いくら直下率が良くても
やはり
構造区画にも拘って行きたいですね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象が無い様に
耐震性能を第一に考えた
プランを作成しています!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊