2018/04/14
今回は、日本ホームインスペクターズ協会中国・四国エリア部会で実施した、新会員向けの「住宅診断」実地研修をしたお話をします。
今回の建物は、築20年の中古住宅をリノベーションした2階建て木造住宅を実地研修の場として使わせて頂きました。
宅建業法が改正され、インスペクション元年に相応しい新会員さん達が、
質疑などを混じえながら、2時間の研修時間が過ぎてしまいました。
私が講師として実地研修をしましたが、
今回は、一通りの実地研修が終了した後に、
「建物状況調査」「既存住宅瑕疵保険の検査基準」と「住宅診断」との違いについて、念入りにお話をさせて頂きました。
最初の二つのインスペクションは、
ただ単に劣化事象の有無だけを調査するインスペクションで、
その劣化事象の原因を調査はしません。
中古住宅の購入予定者にとって一番知りたい
「直ぐに補修をしないといけないものか? 補修するのに費用はいくらかかるのか? 各部所のメンテナンスはいつ頃しないといけないのか?」
などの情報は有りません。
私達協会の「住宅診断」は、目視の範囲で劣化事象の原因を調査し、
買主サイドに安心・納得して中古住宅が購入出来るように、
「直ぐに補修をしないといけないものか? 補修するのに費用はいくらかかるのか? 各部所のメンテナンスはいつ頃しないといけないのか?」
などの報告までを行います。
この大きな違いを分かって頂き、
今後の協会の公認ホームインスペクターとして活躍する事を期待します。
と締めくくり解散しました。
今回はこれで終わります。
ホームインスペクション(住宅診断)のご依頼、または建物状況調査のセカンドオピニオンのご依頼は、
当社ホームページ画面の上下に有る「お問合せ 」か又は携帯電話(090-1183-5008)まで連絡をして下さい。
契約する前が、住宅診断の最適な時期です。