2023/06/03
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<4P の梁両端を柱で支えるには限界が有る?>についてお話をします。
今日のお話は
新築分譲住宅プラン作成の
考え方のお話です。
Y&Y設計事務所が
新築分譲住宅のプラン作成する場合は
下記2項目を必ず検討します。
①耐力壁・柱の直下率
②構造区画(梁の両端を柱で支える)
新築分譲住宅の
「住宅診断」を実施していて思う事は
耐力壁と柱の直下率を
気にしていないプランが大変多い事!
直下率を考えていないから
構造区画の事は
それ以上どうにもならないプランです。
その様な
新築分譲住宅を見ていますので
自分がプランをする時は
上記2項目は
クリアさせたいと考えながら
プランの作成をしています。
がしかし
それでも下記図面①の
矢印部分の「A」の様に
3Pの梁に4Pの梁が架かってしまう
プランになってしまいます。
下記図面②の
2階バルコニーに出る所の
X方向の通りの4P梁になります。
このプランの特徴は
約30坪という小さな分譲住宅なので
玄関に入った瞬間に
広いイメージを持ってもらえる為に
玄関上部を吹抜けとし
階段と一つの空間にしています。
それプラス
2階の廊下も
一つの空間にしていますので
見学に来られた方は
広いイメージを
持たれるのではないでしょうか?
その他として
比較的広い屋根付きバルコニー(ベランダ)なので
ドライルームは考えませんでしたが
今思えば
1階洗面脱衣室の
タタミ一枚分の収納をオープンにして
可動棚だけにして置けば
ドライルームとしても使い易かったかな?
勿論
太陽光発電パネルは
6kw搭載可能の屋根形状です!
下記の
直下率計算では
耐力壁も柱の直下率も70%以上なので
直下率的にはクリアしています。
今日の纏めとして
耐力壁や柱の直下率は
ほぼクリア出来ますが
構造区画(4Pの梁両端を柱で支える)までを
完璧にクリアさせる事は
分譲住宅の場合は
ある程度限界がどうしても出て来るのかな?
それとも
自分の設計能力が無いのか? (´;ω;`)ウッ…
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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