2023/06/07
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<2023年度版 木造住宅工事仕様書として!>についてお話をします。
今日のお話は
2023年度版の
住宅金融支援機構「木造住宅工事仕様書」
の変更更新個所のお話です。
昨年2022年6月に
「改正建築物省エネ法」の公布によって
住宅性能表示制度による断熱等級の新設され
今後
全ての新築住宅において
省エネ基準の適合が義務化されます。
という事で
新しい断熱等級など大幅に変更になったので
2023年度版の「木造住宅工事仕様書」を購入して
2019年度版と内容がどの様に変更したかを
「住宅診断」に関わる箇所をチェックして見ました!
下記写真②は
2023年度版の
断熱材等の施工部分の切り抜き写真です。
上記写真②の
7-1.4.7壁の施工の5.の部分に
赤色波線のアンダーラインが追加されています。
このアンダーラインは
フラット35を利用する全ての住宅に
適用になると言う事になります。
文面は
断熱層の屋外側に通気層を設け
壁内結露を防止する構造とする。と書かれています。
つまり
「外壁通気構法」の施工が必須という事です。
下記写真③は
2019年度版の
断熱材等の施工部分の切り抜き写真です。
上記写真③では
7.4.7壁の施工の4.の部分を見ての通り
上記と同じ文言には
赤色波線のアンダーラインが
引かれていませんでした。
2023年度版では
敢えて
フラット35の工事仕様書でも
「外壁通気構法」を強調としたのかな?
今日の内容な
「外壁通気構法」に関して
前回のブログの内容を補強した形になりましたね!
<「外壁通気構法」未完結は建築基準法違反?>
https://www.yandykensa.com/blog/18798
その他に
大幅に変更になった所は
やはり省エネ基準(断熱等級)の所ですね!
今日の纏めとして
「外壁通気構法」に関しては
一歩前進した感が有りますが
省令準耐火構造に対しては
殆ど目新しい内容は無かったのかな?
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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