2018/10/24
今回は、「床下・屋根裏に入っての検査」は必須検査である事を、人の「健康診断」に置き換えてお話をして行きます。
上記の写真は、血液検査の肝臓項目の所の一部です。
体の疲れがなかなか取れない為に、病院に行き診察して頂き、
診察後に、疲れが取れない原因を探る為に「血液検査」をする事になりました。
後日、「血液検査」の結果の説明を受け、肝臓の数値が基準値より大幅に高かった事が、体を疲れ易くさせる原因だと先生より説明を受け、
この数値の原因を探る為に、先生の問診が始まりました。
問診をした結果が、暴飲暴食が一つの原因である事が分かり、食事制限をする様に注意されました。
ここ迄して頂いた事で、疲れが取れない原因が分かり、且つ直す方法まで伝えてくれると患者は安心しますよね。
これを「住宅診断」に置き換えてお話をしてみましょう。
雨漏りがするので、雨漏りを直して貰うついでに、床が傾いている様な気がするので、家全体の「住宅診断」を依頼したと想定します。
住宅診断をした結果、床の傾斜が9/1000以上有る事が判明しました。
これは、最初から床が傾いているかもしれない事が分かっていて、
ただ単に、「住宅診断」をしてハッキリとした数値を依頼者に説明したに過ぎません。
一般的な「住宅診断」は、報告書を説明して業務終了です。
9/1000以上ある床の傾斜の原因報告迄はしません。
依頼者からすれば、何か物足らない気がすると思いませんか?
ここで何が言いたいのか、お分かりでしょうか?
つまり、一般的な「住宅診断」は、「床下・屋根裏に入っての検査」までしませんので、
床の傾斜数値の説明とその他の劣化事象の説明で終わります。
良くて、床の傾斜を直す見積(傾斜の原因を調査して直す見積では有りません。)が有るくらいです。
これは何故かと言いますと、
床の傾斜の原因を調べる為には、「床下に入っての検査」が必要だからです。
床下に入っての検査をして、初めて原因が分かる確率が高くなるのです。
先程お話をした病院の先生であれば、必ず9/1000以上有る床の傾斜の原因まで説明し、直す方法まで説明して患者を安心させる事と思われます。
これを言い換えると、病院の先生の場合は原因を探る為に「血液検査」をしましたが、
住宅診断で、この場合原因を探る為には、「床下に入っての検査」が必要という事です。
どうですか?
「床下・屋根裏に入っての検査」が何故必要なのかが、分かりましたでしょうか?
当社では、「床下・屋根裏に入っての検査」は必須検査項目です。
今回はこれで終わります。
次回をお楽しみに!
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