2023/08/03
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<省令準耐火構造のチェックする内容として!>についてお話をします。
今日のお話は
省令準耐火構造のお話です。
省令準耐火構造の住宅にするメリットは
火災保険が安くなるという事で
新築分譲住宅でも
この仕様で建てている家を見る事が有りますね!
しかし
建物を工事途中で検査をした場合
果たして
どれだけが合格するでしょうか?
新築分譲住宅であれば
甘く見ても半分以上はNGでしょうね!
新築住宅の住宅診断で
建物が「省令準耐火構造」で
確認申請を受けていれば
「住宅診断」で
チェックする所は限られています。
新築分譲住宅が
省令準耐火構造の仕様であれば
今から説明する
内容をチェックして見て下さい!
最初に確認する所は
コンセントボックス及びスイッチボックスが
鋼製の枠で出来ているか
又は
金属製プレートを
下記写真①の様に設置しているか?
をチェックします。
これは
誰でも簡単にチェック出来ますので
チェックして見て下さい。
次は
2階屋根裏点検口から
見れないかもしれませんが
下記写真②の様に
間仕切り壁の上を断熱材をU字型に折った
断熱材などで塞いでいるかをチェックします。
この場合
断熱材を使用しない場合が有りますので
現場監督に確認するか
インスペクターに
小屋裏に入ってチェックして貰って下さい。
最後に
最近の住宅には
殆どダウンライトが設置されています。
このダウンライトの本体が
鋼板製又はアルミ製かどうかを
照明器具の
プランボードで確認して見て下さい。
下記資料①の
右側の絵の通りで有ればOKです。
これは
照明器具のプランボードが有れば
簡単にチェック出来ますね!
構造的な所では
天井と間仕切壁等との取り合いなどを
当て木の有無や
階段側桁の上下に当て木の有無などは
工事中に
チェックして見ないと分かりませんので
工務店を信じるしか方法が有りませんね。
今日の纏めとして
省令準耐火構造の建物で有れば
最低でも
上記3か所はチェックして見て下さいね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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