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既存住宅の床下不具合事例の第一弾として!

今回は、<既存住宅の床下不具合事例の第一弾として!>についてお話をします。

今日のお話は

既存住宅の床下不具合の中の

湿気に関わる不具合のお話です。

 

既存住宅と言っても

2000年以前の建物で

基本的に布基礎の場合でお話します。

 

既存住宅の場合は

床下の不具合はホント沢山有って

 

基礎のひび割れから始まって

土壌が硫酸塩交じりの床下の土で有った場合の

針状結晶を伴うコンクリート表面の強度劣化とか

 

床下の換気計画の不具合での湿気

 

さらに

床下の湿気が原因で起きる

カビの発生や構造材の腐朽

そしてシロアリによる蟻害が有ります。

 

さらに床下地盤の亀裂陥没等々・・・・。

 

既存住宅の住宅診断

床下に入っての調査時には

 

毎回毎回どんな不具合に出会うか

正直ホント緊張しますね!

 

今日のお話は

床下湿気に関する事なので

 

下記写真①は

床下地盤そのものが湿気ている写真と

床束の含水率の写真です。

 

【写真①】

 

 

上記写真①の

床下地盤の写真を見て分かる様に

残材の釘が沢山落ちていますが全てサビています。

 

床束の含水率は

20%を遥かに超えて31.5%です。

 

私見ですが

この不具合事象の原因として考えたのは

外部の地盤よりも床下の地盤が下がっている事が

湿気の原因と考えました。

 

下記写真②は

その床下換気口の外部の写真です。

 

【写真②】

 

 

上記写真②の

玉ねぎが吊るしている下側に

床下換気口が見えると思います。

 

ほぼ床下換気口の下端近くに

外部の地盤が見えます。

 

つまり

上記写真①

床下から見えた床下換気口の位置と比べて見ると

 

約30cm近く

外部地盤よりも床下の地盤が低い事が分かります。

 

これでは

雨が降った時の雨水が

床下に浸透し易いのは明らかですね!

 

一度

床下に浸透してしまった湿気

 

床下地盤が床下換気口よりも約30cm近く低いので

 

これも私見ですが

床下地盤が乾燥し難くなっていると推測できます。

 

皆さんは

どの様に考えますか?

 

 

今日の纏めとして

床下の湿気の原因の一つに

床下の地盤が

外部の地盤よりも低い事が原因と考えますので

 

既存住宅を購入される場合は

床下地盤の高さも要チェックですよ!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。