2023/11/14
今回は、<鉄筋探査機は優れものですよ!如何ですか?>についてお話をします。
今日のお話は
鉄筋探知機のお話をします。
下記写真①が
当社で使用している鉄筋探査器です。
鉄筋探知機の出番は
例えば既存住宅瑕疵保険適合検査で
基礎に5㎜以上のひび割れ等が
有った場合などに
この鉄筋探査機で
鉄筋ピッチを調査します。
基礎の
鉄筋の本数やピッチを計測して
明らかに少ない状態で無ければ問題無しで
既存瑕疵保険が付保されます。
それとか
RC造住宅の
既存住宅瑕疵保険適合検査の場合は
鉄筋ピッチの調査が必要になりますので
下記写真②の様に
計測して鉄筋ピッチが分かる写真が必要になります。
この上記写真①の
鉄筋探査機の機能としては
下記写真③の様に
鉄筋のかぶり厚さも計測出来ます。
上記写真③の
コンクリートに貼っているテープに
数値が書いていますが
この数値が
コンクリート表面からの鉄筋かぶり厚さになります。
上記写真③の
土間部分の数値を見ると
X方向の鉄筋の上に
Y方向の鉄筋が組まれている事まで分かります。
この数値が正しいとなった場合
ベースコンの厚さが150㎜で鉄筋はD13㎜と考えられますので
X方向の上部表面のかぶり厚さの平均が約77㎜とすると
鉄筋が13㎜なので77+13=90㎜となり
150㎜ー90㎜=60㎜になります。
建築基準法では
土に接している側のかぶり厚さは60㎜以上必要なので
キリキリ合格という事になります。(笑)
他の現場では
60㎜切る住宅が多いので
この建物の基礎は優秀の部類になるのかな?
この鉄筋探査機の場合は
この様にかぶり厚さまで計測できる優れものです!
今日の纏めとして
注文住宅を工事中の方で
基礎工事完成後に
基礎のベース部分などにひび割れとか
基礎の立上り部にジャンカ等の不具合が確認されて
施工精度に不安を持たれた方は
鉄筋のかぶり厚さを
チェック依頼されては以下かがでしょうか?
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離10.0km 13253歩
トータル64日目
距離494.0km 665324歩