2023/11/17
今回は、<注文住宅では梁・桁組には十分に気を付けて!>についてお話をします。
今日のお話は
久しぶりに住宅に必要な性能のお話をします。
当社では
住宅で重要な性能を大きく4つに分けています。
「耐震性能」「耐久性能」「断熱性能」「気密性能」
この最初の
「耐震性能」について
今日は特に注意して欲しい所を説明します。
最初に
下記写真①を見て下さい。
この写真の家は
注文住宅で建てられているのです。
恐らく
お施主さんの要望に沿ったプランで
工務店が設計したのでしょうね!
工務店側からすれば
お施主さんの
言われる通りの間取りで建てるのだから
文句を言われる筋合いなんか何も無いと
考えているかもしれませんね!
工務店と言っても
ピンキリなので要注意です!
耐震性能の事などは
はなっから頭に無い業者がいますからね!
もし
工務店の社長が元々大工さん上がりで
構造材をプレカットをせずに
自分で柱一本一本刻みをしていた経験があれば
まぁ上記写真の様な
無謀な梁組みになるプランを
していなかったと思います。
と言っても
もうその様な大工さんはいないかな?
今迄のブログでも書いていますが
柱や耐力壁の直下率を
全然考えていないプランは絶対にNG!
更に言えば
構造区画を最初に考える事が基本です。
構造区画とは
当社の考え方として
梁の両端の下には梁を支える柱を設置するという
極基本的な事です。
この基本的な事を考えてあげるのが
工務店で有り建築士の役目と考えています!
例え
この建物が許容応力度の耐震等級3の建物で
構造部材の計算もされていても
注文住宅では
上記写真①の様な梁桁の組み方は
当社では絶対にNGにするでしょうね!
今日の纏めとして
耐震性能と言っても
許容応力度計算の耐震等級3だけとは限りません。
柱・耐力壁の直下率と
構造区画の検討も重要ですからね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離8.3km 11250歩
トータル67日目
距離521.6km 701732歩