2023/12/12
今回は、<軒樋の勾配規定は無いのか?>についてお話をします。
今日のお話は
前回のブログに続き軒樋のお話です。
先日実施した注文住宅の住宅診断で
あれっ?って思った個所が有りました。
それは
軒樋の勾配がエライ急な勾配に見えたのです。
軒先のデザインの事を考えると
軒樋は水平でも良いぐらいと思っていたので
下記写真①の
軒樋の勾配を見て
大雨が降ったら
雨水に勢いが付いているので
軒樋を越えてしまうのではないかと
心配に思ったほどでした。
この住宅診断を実施している時に
ハウスメーカーの
現場監督が立会していたので
軒樋の勾配は
少しきつ過ぎませんか?って聞いて見たのです。
そしたら
現場監督の回答が
1/100で軒樋を設置すると
その施工業者の職人が言っていたとの事でした。
実際に軒先を見て見ると
1/100と言うのは大袈裟でしたが
どちらにしても
違和感が拭い切れませんでした!
うぅ~・・・・。職人任せかぁ~・・・・。
事務所に帰ってから
軒樋の勾配に関して調べて見たのですが
ハッキリした規定が見当たりませんでした。
下記資料①の様に
1/500又は1/1000の
数値しか出て来ませんでした。
他のメーカーでも同じで
軒先のデザイン性から考えて
1/1000を薦めると言うよりも
1/1000で施工をお願いしますと言う様な
回答も有ります。
更に
10mあたり30~50㎜程度が目安とか・・・・。
結局のところ
ハッキリとした勾配の規定は有りませんでした。
今日の纏めとして
軒樋の勾配の規定が見つかりませんでしたので
取り敢えずは
1/500~1/1000という事にしておきます。
という事で
今日のお話は参考になりましたでしょうか?
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今回は、これで終わります。
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