2024/01/03
今回は、<耐震等級3の住宅でも基礎ごと転倒するのか?>についてお話をします。
今日のお話は
石川県の地震による
建物被害についてのお話です。
石川県の地震被害状況は
日が経つにつれて増え続けています。
実際の被害の状況把握迄は
まだまだ時間がかかると思いますが
被災された方の救援などを
一刻も早くされて欲しいと考えます。
特に気になった映像が
下記写真①と②です。
建物の構造は違いますが
どちらの建物も基礎ごと転倒しています。
ビックリしたのは
下記写真①のビル建物の基礎部分です。
建物の階数にから考えると
基礎が地面に埋まっている深さが
余りにも少ないのが分かると思います。
上記写真①の
ビル建物の基礎の構造は
地震による揺れに対する計算がされていたのか?
それとも
構造計算の想定以上の揺れだったのか?
凄く気になります!
もう一つショックを受けたのは
下記写真②です。
上記写真②は
2階建て木造住宅が
基礎ごと転倒している写真です。
特にハッキリ分かるのは
左側の建物で
ベタ基礎の裏側(地盤側)が見える様に
建物に一緒になって転倒している写真です。
最近の建物で
シッカリと構造計算されていたのか?
木造住宅自体の建物には
地震による倒壊した様子は見えません。
上記写真①と②を見て思った事は
木造住宅の地震対策として
耐震等級3の構造計算を実施して建てた家でも
上記写真②の様に
基礎ごと転倒してしまうのか?と思うと
ただ単に
耐震等級3の建物を
建てれば良いと言うのではなくて
地盤の状況もキチンと把握して
トータル的な構造設計が
必要だと思いました。
果たして
構造計算の専門家の先生達は
上記写真②の
基礎ごと転倒している映像を見ているでしょうか?
今日の纏めとして
私見ですが
3階建て木造住宅の場合は
必ず最低でも
許容応力度計算の耐震等級1で
構造計算をしていますが
特に
3階建ての新築分譲住宅の場合は
間口が狭い敷地に建てる事が殆どですので
建物の自体の転倒に対して
どの様な安全率を見ているのかが
凄く気になりますね!
今度一度
構造計算の専門家に確認して見ます。
という事で
昨日に続き地震に関するお話でした。
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離9.7km 12556歩
トータル115日目
距離997.8km 1320175歩