2024/01/25
今回は、<何の為にオーバーフロー管を設置するのか?>についてお話をします。
今日のお話は
バルコニーの雨水排水のお話です。
先日
外部防水下地検査に行った時に
バルコニーFRP防水下地の施工をしていて
何年ぶりかで
FRPの接着剤の臭いを嗅ぎました。
ずっと昔の事ですが
FRP防水の仕事に転職しようかと思った事も有って
職人さんの仕事ぶりを見ていました。
ひょこっと
バルコニー排水ドレンが設置される箇所を見たら
下記写真①の様に
オーバーフロー管の穴が無いのです。
現場監督に確認した所
オーバーフロー管を設置する様に
図面に記載していなかったので
穴を開けていないとの事でした。
まぁ
この様な事だけは
図面に記載していなかったので
設置しませんでした!
って堂々と言うんよね。(笑)
取り敢えず
図面に記載していなくても
設置したら如何ですか?
って設置理由をお話させて頂きました。
後日
他の検査で訪れた時に
下記写真②の様に
オーバーフロー管の穴は開いていました。(;^_^A
形だけは
オーバーフロー管を設置していますが
恐らく
下記写真③の様な仕上がりになるのでしょうね!
大雨が降って
排水ドレンが詰まって
バルコニー内がプール状になった場合
果たして
このオーバーフロー管が役に立つのか?
って疑問に思わないのだろうか?
下記写真④を
以前の住宅診断で初めて見た時に
何で
大きなオーバーフロー管用の穴を
開けているのだろうかと最初に思ったのですが
大雨が降った時に
もしもの事を考えた場合は
バルコニードレンの排水穴と
同じ大きさの方が安心なのかな?
と自身の考え方をこの時に変えました。
この時から
オーバーフロー管の穴の大きさを
大きく開ける様に推奨しています。
今日の纏めとして
現場監督は
何の為にオーバーフロー管を設置するのかの
実質的な意味を理解せずに
ただ単に
設置する様に言われたから
設置したのでしょうね! ☜ 悲しいね!
注文住宅を考えている方で
バルコニーが有るプランの場合は
バルコニーの
オーバーフロー管の穴の大きさを
排水ドレンと同じ大きさにする様に
工務店に依頼しませんか?
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離11.3km 14,521歩
トータル137日目
距離1,215.7km 1,606,064歩