Y&Y設計事務所
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相変わらず新築分譲住宅は不具合だらけですよ!

今回は、<相変わらず新築分譲住宅は不具合だらけ!>についてお話をします。

今日のお話は

相変わらず新築分譲住宅

懲りないですね!と言うお話です。

 

今日のウォーキング中に

高級住宅街の一角の敷地に

3階建て新築分譲住宅

2棟建てている現場の前を通りました。

 

まだ足場が取れたばかりで

屋外給排水の工事をしていたのですが

 

現場監督らしき人と職人さんが

何か揉めていました。(笑)

 

それは置いといて

外壁通気の出口部分にあたる金物の有無を

チェックして見たのですが

 

それらしき外壁通気金物

何処にも見当たりませんでした。

 

相変わらずのNG住宅で

新築分譲住宅によく有る欠陥住宅です。

 

建築基準法上の違反では無いので

欠陥住宅は少し言い過ぎですが

 

住宅の耐久性能を考えた場合は

外壁通気構法

外壁通気口(出口開口)を

設置させる事は必須工事です。

 

この建物の大きさは概算で

間口・奥行が9.100×4.550の大きさで

片流れの1寸勾配屋根の建物と思われます。

 

小屋裏換気口の位置は

軒裏に

吸気用の有孔ボード開口が有り

 

水上側外壁に

排気用換気パイプ(100Φ)フードが

6か所設置していました。

 

この場合の

小屋裏換気計算

下記資料①の「ハ」に当たります。

 

【資料①】

 

 

つまり

吸気口及び排気口の開口面積は

どちらも3階床面積の1/900以上と

いう事になります。

 

計算して見ると

910×455/900=461cm²以上の

有効開口面積が必要です。

 

100Φの換気フードの面積を78.5cm²とした場合

461÷78.5=5.88⇒6か所必要となり

 

箇所数としては

6か所設置していたので問題無しです。

 

ただし

「ハ」の場合の条件として

吸気口と排気口の垂直距離が

900㎜以上という事なので

 

ここの寸法が

実際の建物では取れていなかったので

NGになります。

 

何故ならば

900㎜以上の垂直距離が無い場合は

 

「イ」の1/300の計算になりますので

換気フードの箇所数が

6か所では足らないという事になります。

 

もし

この住宅をフラット35を使用していたならば

 

この規定も

遵守していない建物にもなりますね!

 

道路からパッと見だけで

以上の様な外壁通気構法の不具合

小屋裏換気計算の不具合

簡単に分かってしまいました!

 

経験上から見て

車庫天井裏の外気に接する床の断熱材

想像するだけでウンザリしますね!

 

この

新築分譲住宅を購入される方は

 

この建物の

経年劣化が早い事に気が付くのは

何時になるでしょうか?

 

悲しいですが

一般のエンドユーザーが見れば

新築分譲住宅なので綺麗な建物にしか

見えないのでしょうね!

 

 

今日の纏めとして

新築分譲住宅は相変わらずと言うか

 

新築分譲住宅を建てる工務店にも

建築士がいるにも拘らず

いつまで経っても進歩が無いですね!

 

だから

新築分譲住宅の場合

住宅診断が必要だと思いませんか?

 

注文住宅の場合

新築各工程検査が必須なのです!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング

距離10.1km 13,200歩

トータル142日目

距離1,267.8km 1,673,917歩