2024/01/31
今回は、<既存住宅の住宅診断で分かる事として!>についてお話をします。
今日のお話は
既存住宅の住宅診断を実施した結果
何が分かるのかのお話です。
因みに
当社が実施する住宅診断項目は
下記調査項目①~⑤の内容になりますが
一般的な
既存住宅状況調査では
良くて3割程度くらいの項目しか
調査はしていませんから要注意ですよ!
ここから本題に入ります。
調査する建物の前提条件を
2000年以前の建物と仮定します。
当社では
既存住宅を住宅診断を実施するに当たって
次の項目を実施して行きます。
①敷地の状況調査から
※不同沈下のしやすい敷地かどうか?
主に隣地との敷地の高低差
※湿気が溜まり易い敷地かどうか?
主に建物と塀などとの距離
②床・壁の傾斜計測から
※不同沈下の有無及び原因追及
③床下の調査から
※床下基礎の状況確認
主に基礎のひび割れ及び針状結晶の有無
※床下地盤の状況確認
主に地割れ・沈下の有無及び外部GLとの高低差
※床下構造材の腐朽状況確認
主に床下の湿度及び床束などの含水率
※シロアリ被害の有無
主に蟻道及び蟻害の有無
※給排水管漏水の有無
④小屋裏の調査から
※構造材の状況確認
主に構造金物の取付状況
※雨漏り・結露の状況確認
主に野地板の劣化状況
⑤建物の外観・内観調査から
※経年劣化の確認
※不具合状況の確認
※住宅設備の不具合の確認
概ね上記5つの項目の内
①~④を重点的にチェックします。
何故ならば
買主側(エンドユーザー)が
全然気にしていない(気が付かない)
見えない部分で
且つ
この項目は将来的に
建物に大きな不具合をもたらす
可能性が大きい部分なのです。
という事で
当社の既存住宅に対する
住宅診断の取り組み方が
お分かりになってでしょうか?
今日の纏めとして
住宅診断を実施する
インスペクション業者によって
診断内容にバラツキが有ります。
2000年以前の既存住宅を
購入しようと考えている方は
購入後に
泣き寝入りや後悔をしたくないですよね!
であれば
依頼するインスペクション業者に
必ず
上記①~⑤までの項目を診断して
診断報告書を提出して貰う様に
依頼しましょう!
もしも依頼しなければ
既存住宅状況調査の様な
建物の表面的な
診断報告書になりますから要注意ですよ!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離13.8km 17,880歩
トータル143日目
距離1,281.6km 1,691,797歩