2024/03/07
今回は、＜既存住宅には第三の住宅診断は必須ですよ！＞についてお話をします。
今日のお話は
既存住宅用の
第三の住宅診断のお話です。
前回のブログで
表面的なインスペクションで
買主側が実施した建物状況調査などは
本当に
買主側の必要な判断材料になるのか？
についてお話をしています。
結果としては
判断材料にはならないと判断しています。
では
表面的なインスペクションと
同等に近い費用で
当社の
第三の住宅診断のお話をしました。
今日は
その続きのお話です。
当社の
既存住宅の
インスペクションに対する考え方として
既存住宅で一番問題になるのは
建物の不同沈下と考えています。
既存住宅瑕疵保険法人の統計では
雨漏りの不具合が大半を占め
構造的な不具合はほんの少しです。
この統計は
新築と既存住宅を合わせた統計です。
既存住宅だけの統計は
どの瑕疵保険法人も
表には発表していないと思います。
話を少し戻して
構造的な不具合事例が何故少ないのか？
これを
私見として言えば
構造的な問題として
不同沈下は新築住宅では保険対象として
項目があげられていますが
既存住宅の瑕疵保険では
不同沈下は保険対象外になっています。
なので
表面に表れるのは
新築住宅の不具合で
基礎等のひび割れによる不具合などです。
不同沈下による
床などの傾斜の不具合は
新築瑕疵保険側の調査では
基礎のひび割れが原因で
不同沈下したと言う証明は
実質的に証明する事が出来ません。
余程のハッキリした証明がない限りは
例えば
地盤補強の瑕疵などがない限りは
不同沈下を証明する事は無理です。
ここからが
今日のブログの要になります。
ハッキリと言えば
建物の不同沈下の不具合は
既存住宅では瑕疵保険適用除外です。
建物の不同沈下は
既存住宅瑕疵保険では
絶対に触れたくない問題なのです。
この事を
大ぴらに表に出せば
既存住宅瑕疵保険に加入する件数が・・・・。
この事実を
住宅業界に携わっている人で知っている方は
瑕疵保険法人の担当者くらいではないでしょうか？
今検討している既存住宅が
既存住宅瑕疵保険が
付保される物件であれば
仲介業者に確認して見て下さい。
不同沈下が発覚した場合は
既存住宅瑕疵保険が降りますか？
もし
降りますと言われた場合は ☜言われる事は無いと思いますが・・・・
これは大変重要な事なので
契約する時に
重要事項に記載しておきましょう！
だから
既存住宅の住宅診断に於いて
不同沈下の有無は
大変重要な調査項目と考えています。
今日の纏めとして
既存住宅の場合は
不同沈下に関しては
既存住宅瑕疵保険も適用除外です。
だれも補償してくれません。
なので
せめて既存住宅を購入する前に
その建物全体が
どの様な傾斜傾向になっているかを
事前に調査して
傾斜傾向と原因を明らかにしておけば
建物全体の傾斜が酷くなっても
それなりに心構えが出来ているので
動揺する事は少ないと思います。
既存住宅は
多かれ少なかれ床に傾斜が有りますので
部分的な床傾斜計測ではなくて
建物全体の床傾斜計測は必須と考えています。
なので
第三の住宅診断は費用対効果も考えて
依頼される事をお勧めします。
因みに
既存住宅で建物全体の傾斜傾向が
分からない物件の多くは
鋼管杭などで
地盤補強している場合が殆どです。
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか？
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須！
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ！
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか？
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか？
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もＯＫですよ！
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
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