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壁計測間距離丁度2mの計測補助器具として!

今回は、<壁計測間距離2mの計測補助器具として!>についてお話をします。

今日のお話は

先日

クレーム沙汰になっている壁傾斜を計測した時の

壁傾斜計測の為の計測補助機のお話をします。

 

住宅診断に於いて

壁や床のレベルを簡易計測する場合

長さ600㎜のデジタル水平器を使用します。

 

デジタル水平器では

㎜ / m

つまり

1m当たり何㎜傾斜しているかを

簡単に数字でデジタル表示されます。

 

なので

一々計算をしなくても良いのです。

 

傾斜の判断基準を

品確法の第70条の規定に基づく

住宅紛争処理の参考となるべき技術基準として

 

壁又は柱の

計測間距離を2m程度以上の距離になっています。

 

600㎜のデジタル水平器では

計測間距離を2m程度以上の距離を計測出来ません。

 

そこで考えたのが

下記写真①の様に

2m丁度の計測間距離を計測できる補助器具に

デジタル水平器をセットさせる事によって

 

住宅紛争処理時の参考傾斜数値として

使用できる様に考えたのです。

 

【写真①】

 

 

実践として

先日のクレーム沙汰になっている建物の

壁傾斜計測に使用しました。

 

下記写真②が

実際に柱を計測している写真になります。

 

【写真②】

 

 

上記写真②の様に

デジタル水平器をセットした

計測補助器具を柱に当てるだけで

 

丁度2mの

計測間距離の傾斜数値が

デジタル数字で表示されます。

 

この計測補助器具が優れている所は

概略図①の様に

コの字になっていますので

 

計測する壁が凹凸あっても

計測間距離2mの2点のポイントで

壁の傾斜が計測できる事と

 

【概略図①】

 

 

レーザーレベルで

2m程度の距離間の2点を計測するよりも

遥かに正確で簡単に計測出来る事です。

 

インスペクターの皆さんが

何故この様な補助器具を

手作りしないのかが不思議な気がします。

 

まぁ

一般の住宅診断では

 

もし

壁に凹凸が有った場合は

600㎜のデジタル水平器で

壁の上中下の3か所を計測して

 

その平均値が

傾斜数値として認められている事と

 

計測箇所も各階一部屋しか

計測しないからなのでしょうね!

 

 

今日の纏めとして

上記写真①の補助器具を使用して

 

下記写真③の様に

家具などが多い場合のタタミの部屋の床傾斜傾向を

大まかにチェックする場合にも利用できます。

 

【写真③】

 

 

という事で

今日のお話は

参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

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