2024/04/12
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<既存住宅瑕疵保険が付保される住宅は安心か?>についてお話をします。
今日のお話は
既存住宅瑕疵保険の適合検査及び建物状況調査の
基礎ひび割れに対する見方のお話です。
そもそも
上記二つの検査・調査は
床下に入っての調査は実施しません。
その代わりとして
外部基礎ひび割れの判定方法が有り
外部の基礎に
0.5㎜以上のひび割れが有った場合
下記写真①の様に
ピアノ線をひび割れに挿して
深さ20㎜以上有るかどうかを確認します。
上記写真①は
ピアノ線が10㎜も入らなかった写真になります。
この場合は判定は
基礎表面のモルタル仕上げ材のみが
ひび割れていると判断して不具合無しの判定になります。
つまり
既存住宅瑕疵保険の適合検査に合格して
既存住宅瑕疵保険が付保される住宅になります。
ただし
ピアノ線での
正式に決められたは判定方法は有りません。
下記写真②は
ピアノ線の長さを図っている写真で
ピアノ線部分が約20㎜で有る事が分かると思います。
因みにピアノ線の直径は0.3㎜です。
では何故
0.3㎜のピアノ線を使用するのか?
それは
基礎本体のひび割れ幅が0.5㎜以上あれば
0.3㎜のピアノ線が十分入ると考えているからです。
しかし
上記の様な基礎ひび割れの判定方法は
私から言わせると「まやかし」に過ぎません!
何故ならば
基礎のひび割れが貫通している場合
例えば
外部から見たひび割れ幅が0.3㎜で有った場合は
上記の検査や調査では不具合無しとなりますが
実際に床下に入って
同じ個所のひび割れ幅を計測してみると
0.5㎜以上を計測する事はざらに有りますよ!
今日の纏めとして
既存住宅瑕疵保険が付保される住宅だと言っても
瑕疵が存する可能性が無いとは言い切れません。
既存住宅瑕疵保険が付保される住宅だから
安心・安全な住宅ではない事を
十分理解しておいて下さいね!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
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今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
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