2024/05/26
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<基礎鉄筋かぶり厚さ足らずは建築基準法違反!>についてお話をします。
今日のお話は
前回のブログと重複しますが
基礎配筋検査で
必ず指摘をする項目のお話です。
下記写真①は
基礎配筋検査時に
発見した不具合写真です。
上記写真①を見れば
かぶり厚さが40㎜しか有りませんね!
基礎の
かぶり厚さの基準になる数値は
建築基準法施行令 第79条の
「鉄筋のかぶり厚さ」に
下記の様に記載されています。
鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、耐力壁以外の壁又は床にあっては2cm以上、耐力壁、柱又ははりにあっては3cm以上、直接土に接する壁、柱、床もしくははり又は布基礎の立上り部分にあっては4cm以上、基礎(布基礎の立上り部分を除く。)にあっては捨てコンクリートの部分を除いて6cm以上としなければばらない。
と記載されています。
建築基準法で
決められているにも拘らず
実際の現場では遵守されていません。
ベタ基礎配筋検査時に指摘すれば
その時は
60㎜確保する様に直しますが
下記写真②の様に
コンクリートの打設時に
作業員が鉄筋の上を歩きますので
かぶり厚さ60㎜が
確保されているとは考えにくいですね!
基礎配筋検査を実施する
公?の検査機関として
住宅瑕疵保険や
建設住宅性能評価書の
基礎配筋検査が有ります。
多いのは
住宅瑕疵保険の検査ですね!
ここで施主側が
工務店側に誤魔化されるのは?
わざわざ
お金を払って
インスペクターに依頼しなくても
住宅瑕疵保険法人の検査員が
基礎配筋検査を実施しますので
安心ですよ!
とあっさりと撃沈されます。(笑)
良く思い返して貰いたいのは
基礎のかぶり厚さ足らずは
建築基準法違反なんですよ!
今日の纏めとして
新築各工程検査で
基礎配筋検査を実施したとしても
検査時に
「かぶり厚さ」がクリアしていれば
検査員は
基礎配筋検査を合格させる事になります。
住宅瑕疵保険や
建設住宅性能評価書の基礎配筋検査も
同じ理由で合格になります。
この様に
グレーゾーンの検査で合格になっても
実際に
かぶり厚さが取れていなければ
検査の意味が無いとは思いませんか?
そこで
「プラン思い込み図面チェック」で
事前に
「かぶり厚さ」を確保する為の
施工方法を決めていれば
グレーゾーンの合格は
ほぼ無くなりますよ!
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング
距離10.6km 13,928歩
トータル258日目(休んだ16日間含む)
総距離2,348.6km
総歩数3,105,212歩