2024/09/24
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今回は、<基礎鉄筋配筋のスリーブ補強筋は必須!>についてお話をします。
今日のお話は
基礎鉄筋配筋のスリーブ補強筋のお話です。
よく営業マンの営業トークで
瑕疵保険法人(公的な機関)が
基礎鉄筋配筋の検査しますので
安心ですよ!
だから
第三者のインスペクターを
入れなくても大丈夫ですよ!
と言う言葉を信じて
インスペクターを入れない場合が
残念ながら有る様です。
これは
大変大きな間違いです!
一般的に
住宅の基礎配筋の検査を
実施するのは
住宅瑕疵保険法人の
検査員が実施されますが
今迄の
瑕疵保険の基礎配筋検査に於いて
排水配管の為のスリーブ管を
設置しない状態で
検査をされる事が多いです。
つまり
スリーブ管廻りの
鉄筋のかぶり40㎜以上が必要とか
スリーブ管を通す為に
鉄筋をカットした後の
補強筋の検査まではしていません。
なので
第三者の
ホームインスペクターを入れて
各工程検査を
実施される事をお勧めしています。
下記写真①は
基礎スラブを貫通させる
スリーブ管の写真です。
このスリーブ管の施工には
2つの不具合が有ります。
一つ目は
鉄筋とスリーブ管との間に
かぶり40㎜が取れていません。
もう一つは
スリーブ管廻りに補強筋が有りません。
まぁ
瑕疵保険法人は
この位の不具合で将来
(保険期間10年以内に)
保険金を支払う様な瑕疵が
発生するとは考えていないのでしょうね!
下記写真②の場合は
基礎立上りにスリーブ管を
通している写真です。
スリーブ管を通す為に
腹筋をカットしています。
腹筋の補強筋として
下側はコンクリートを打って見えませんが
カットした腹筋の上下に
スリーブ管プラス80dの補強筋を
入れています。
上記写真②の補強方法は
ある瑕疵保険法人が
認めている補強方法ですが
検査員によっては
スリーブ管廻りに
斜め補強筋が必要と言われるかも
知れませんね!
ここで
スリーブ管の補強筋について
少し専門的に説明します。
スリーブ管の補強について
何か規定が有るのか?
小規模建築物基礎設計指針に
径60㎜以上の貫通口には
径10㎜の補強筋で
補強する事例が有るだけです。
補強筋の設置について
鉄筋コンクリート造の場合は
一般的に
鉄筋コンクリート構造標準仕様書
および
配筋標準図を基に管理しますが
実際に木造住宅では
その様な配筋標準図の様なものは
存在しません。
なので
上記の配筋標準図を
転用している事が一般的です。
今日の纏めとして
例えば
構造躯体・金物の検査を
建築確認申請を受けた検査法人と
瑕疵保険法人の検査員が検査に来ますが
それでも
人が検査しますので見落としが出ます。
なので
更に第三者のホームインスペクターに
各工程検査を依頼しませんか?
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
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今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング&ジョギング
距離は11.1km 歩数は14,391歩
トータル379日目(休んだ19日間含む)
総距離3,676.3km
総歩数4,844,936歩