2024/09/27
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
今回は、<天井断熱材厚さ310㎜の場合は施工要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
天井断熱材を重ねる場合の施工には
要注意ですよ!のお話です。
2025年省エネ基準が
義務化になる前から
高断熱・高気密住宅の
注文住宅が増えて来ましたね!
まぁ
2025年省エネ基準の6地域で言えば
UA値は0.87(断熱等級4)なので
義務化にしなくても
既に一般的に採用されている断熱仕様です。
2030年には
新たな基準が義務化になる予定で
そのUA値は0.60(断熱等級5)なります。
実際に
UA値0.60にする為の
外皮計算を実施すれば
UA値0.87(断熱等級4)の断熱仕様から
天井断熱材(繊維系)の厚さだけ
100㎜から155㎜に変更するだけで
簡単にクリア出来ます。
ただし
簡易計算の
外皮計算では無理なので
詳細な
外皮計算で初めてクリア出来ます。
今回
このブログに取り上げたのは
更に上の断熱性能で
UA値を0.46(断熱等級6)を狙う場合は
サッシの性能は
樹脂サッシの
トリプルガラスは必須になりますが
外壁の断熱材に
付加断熱材を追加しないで
単純に
断熱材の厚さだけを増やす場合
天井断熱材の厚さを
155㎜から310㎜にして
床の断熱材の厚さを
40㎜から90㎜にすれば
何とか
UA値を0.46(断熱等級6)がクリアできます。
ここで問題なのは
天井断熱材の厚さ310㎜の商品が無いので
155㎜を2枚重ねで施工する事です。
その2枚重ねの施工が
実際のところ
不具合には要注意ですね!
下記写真①は
その不具合の写真です。
どう見ても
断熱欠損だらけですね!
下記写真②の場合は
有ろう事か
火打ち梁の所は
155㎜の断熱材が1枚しか入っていません。
この様な不具合が
実際に住宅診断を実施する事で
初めて分かる事ですが
追加金額を出して
UA値0.46(断熱等級6)に
グレートアップしたとしても
上記の
不具合写真の施工では
UA値0.46(断熱等級6)に
グレートアップした意味が有りませんですね!
今日の纏めとして
UA値を0.46にする住宅の場合で
天井断熱材が310㎜の場合は
建物が完成後の
住宅診断を依頼するだけではなく
新築各工程検査を依頼して
断熱材の施工チェックをしませんか?
という事で
今日のお話は
参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
昨日のウォーキング&ジョギング
距離は8.9km 歩数は12,561歩
トータル382日目(休んだ20日間含む)
総距離3,696.1km
総歩数4,871,743歩