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天井断熱材厚さ310㎜の場合は施工には要注意!

Y&Y設計事務所

住宅診断で幸せな暮らしを応援します!

 

今回は、<天井断熱材厚さ310㎜の場合は施工要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

天井断熱材を重ねる場合施工には

要注意ですよ!のお話です。

 

2025年省エネ基準が

義務化になる前から

高断熱・高気密住宅の

注文住宅が増えて来ましたね!

 

まぁ

2025年省エネ基準の6地域で言えば

UA値は0.87(断熱等級4)なので

義務化にしなくても

既に一般的に採用されている断熱仕様です。

 

2030年には

新たな基準が義務化になる予定で

そのUA値は0.60(断熱等級5)なります。

 

実際に

UA値0.60にする為の

外皮計算を実施すれば

 

UA値0.87(断熱等級4)の断熱仕様から

 

天井断熱材(繊維系)の厚さだけ

100㎜から155㎜に変更するだけで

簡単にクリア出来ます。

 

ただし

簡易計算の

外皮計算では無理なので

 

詳細な

外皮計算で初めてクリア出来ます。

 

今回

このブログに取り上げたのは

更に上の断熱性能で

UA値を0.46(断熱等級6)を狙う場合は

 

サッシの性能は

樹脂サッシの

トリプルガラスは必須になりますが

 

外壁の断熱材に

付加断熱材を追加しないで

 

単純に

断熱材の厚さだけを増やす場合

 

天井断熱材の厚さを

155㎜から310㎜にして

 

床の断熱材の厚さを

40㎜から90㎜にすれば

 

何とか

UA値を0.46(断熱等級6)がクリアできます。

 

ここで問題なのは

天井断熱材の厚さ310㎜の商品が無いので

155㎜を2枚重ねで施工する事です。

 

その2枚重ねの施工が

実際のところ

不具合には要注意ですね!

 

下記写真①は

その不具合の写真です。

 

どう見ても

断熱欠損だらけですね!

 

【写真①】

 

 

下記写真②の場合は

有ろう事か

火打ち梁の所は

155㎜の断熱材が1枚しか入っていません。

 

【写真②】

 

 

この様な不具合が

実際に住宅診断を実施する事で

初めて分かる事ですが

 

追加金額を出して

UA値0.46(断熱等級6)に

グレートアップしたとしても

 

上記の

不具合写真の施工では

UA値0.46(断熱等級6)に

グレートアップした意味が有りませんですね!

 

 

今日の纏めとして

UA値を0.46にする住宅の場合で

天井断熱材が310㎜の場合は

 

建物が完成後の

住宅診断を依頼するだけではなく

 

新築各工程検査を依頼して

断熱材の施工チェックをしませんか?

 

という事で

今日のお話は

参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

売主側「建物状況調査報告書」に対しては

「セカンドオピニオン」は必須!

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング&ジョギング

距離は8.9km  歩数は12,561歩

トータル382日目(休んだ20日間含む)

総距離3,696.1km

総歩数4,871,743歩