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気密性能C値を0.5前後にするには?

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今回は、<気密性能C値を0.5前後にするには?>についてお話をします。

今日のお話は

高気密住宅って施工は難しいのか?

というお話です。

 

新築各工程検査

実施させて頂いた住宅で

 

気密測定と同じ時間帯で

大工工事完了検査を実施しました。

 

この建物は

基礎配筋検査から検査を実施していて

 

特に

断熱材充填検査の時に

気密シート張りもチェックをして

 

サッシ廻りの断熱欠損と同時に

気密テープ貼りもする様に

指摘をさせて頂きました。

 

何故ならば

お施主様からは気密性能の数値が

C値0.5以下と言う

高い目標を聞いていたのです。

 

ただし

工務店から

C値の数値確約はしていないとの事。

 

一般的に

室内壁・天井に気密シートを

キチンと張っていれば

 

C値が0.5くらいにはなると

最初は思っていました。

 

がしかし

小屋裏面のみに気密シートを張り

 

外壁面には気密シートを張らずに

袋入り断熱材の防湿層だけで

 

C値を

0.5前後にするという事が分かり

 

一瞬 

え”ぇ~ってな感じになったのです。

 

C値が1.0以下の目標でしたら

そんなに気にはしないのですが・・・・。

 

以上の様な事が有ったので

気密試験の日が待ち遠しかったです。(笑)

 

結果として

1回目の測定結果では

C値が1.1と言う結果でした。

 

なので私的には

断熱充填検査時に

気密シートなどの不具合を

指摘していたので

 

C値1.0を切らないという事は

考えられませんでした。

 

すき間が有りそうな箇所を

くまなく探した結果

 

玄関ドア下枠の下に

大きなすき間を発見したのです。

 

そのすき間を

テープで塞いだ後に気密測定した結果

あっさりとC値が0.7(0.68)になったのです。

 

C値1.0以下であれば

世間一般的に

高気密住宅とされています。

 

来年早々に

建物が完成後

気密テストを再度実施する時が

楽しみですね!

 

因みに

現場監督に

契約に入っていなかった事を知らずに

 

床断熱材と大引き等の取合いに

気密テープを貼らないのか?と確認したら

 

工務店の方は

気を利かしてくれたのか?

貼ってくれた様です。

 

C値が

あっさりと1.0を切った理由は

他にもう一つ有ります。

 

それは

外壁下地に面材耐力壁

張っていた事が要因だと考えます。

 

 

今日の纏めとして

高気密住宅と言える数値は

C値1.0以下です。

 

この事を考えた場合

天井・壁の断熱材を

袋入り繊維系断熱材で有っても

 

小屋裏面に気密シートを張り

サッシ廻りのすき間には

断熱材で塞いで気密テープを貼り

1階床断熱材と大引き等の取り合いを

気密テープ貼り

外壁下地に面材耐力壁を採用すれば

 

案外あっさりと気密性能が

C値0.5前後になる気がしました。

 

という事で

今日のお話は

参考になったでしょうか?

 

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今回は、これで終わります。

 

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