2020/08/31
今回は、<不適合事例8 住宅設備として>についてお話をします。
下記の写真は、中古住宅の浴室土間排水トラップ部分の沈下による不適合事例です。
中古住宅を見に行った時は、必ず浴室土間をチェックしてみて下さいね!
この上の写真の様な不適合事例が存在する場合には、
二次的に考えられる不適合事象として、
下記写真の様な、
浴室土間下の土台が腐朽している可能性が考えられます。
土台の材質によっては、上の写真の様にハッキリと腐朽が分からない場合も有りますが、
土台に何らかの不適合事象は有ると判断しても良いと考えます。
土間排水トラップの沈下以外に、
浴室土間全体が沈下して、
浴室壁との取合いに隙間が発生し、
そこから水が浴室土間下に漏水する場合も有ります。
応急手当として考えられる補修方法は、
シーリング材を打って、水が土間下に流れない様にする事です。
中古住宅を契約する前に、
その住宅にどの様な不適合事象が有るかを
住宅診断を依頼して確認しませんか?
その家に住みだしてから後悔しない為にも!
今回は、これで終わります。
※追伸として
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。