Y&Y設計事務所
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不適合事例24 換気ダクトとして

今回は、<不適合事例24 換気ダクトとして>についてお話をします。

中古住宅の中で特に

買取再販中古住宅を見に行かれる人は

出来れば

ユニットバス天井点検口から換気ダクトを

床下収納庫からは収納庫廻りの床下断熱材などをチェックしてみて下さい。

 

この下の2枚の写真は、

買取再販中古住宅住宅診断で確認された事例です。

今回の中古住宅は

住宅設備の取替とクロスの貼替をしていて

後は2階洋室の床を一部屋貼り増しをしていました。

家の中は、とても綺麗でした。

 

【キッチンフード換気ダクトの写真】

買取再販中古住宅だから、まさかこんなに露骨に換気ダクトが出ているとは 気が付かないですね!

 

【ユニットバス換気扇ダクトの写真】

ユニットバスに入れ替えた場合は、よく有るダクトの接続忘れです!

 

今回の買取再販中古住宅の場合

一枚目のキッチン換気ダクトの露骨な施工忘れ?が無ければ

この住宅を見に来た人は、とても良い印象を持たれて帰った事でしょう。

実際に、その中の一人の方が私に住宅診断の依頼をしてくれました。

とても気に入っていて、すぐに契約をしようとしたところ

知り合いから、住宅診断をしてからでも遅くないからと言われたとの事。

 

住宅診断をした結果は

階の床を貼り増ししていた洋室の下になるLDKの床の傾斜傾斜に不適合事象が確認されました。

床の貼り増しを一部屋だけしている場合は、要注意です!

今回の場合

既存住宅瑕疵保険加入の為の床の傾斜測定方法であれば

問題無く合格のレべレです。

しかし

実際の生活をした場合には

家具などをセットした時点で、何っ?となる不適合事例です。

床傾斜の不適合事象の内容として

LDKの東西の中心線から南側に向かって

11/1000の傾斜が付いていました。

北側はほぼ水平だったので

既存住宅瑕疵保険加入の検査方法では

部屋の角の南北2点の傾斜を計測しますので

5.5/1000となり問題無く合格になります。

 

という事を依頼者様に報告しました。

実際に契約をしたかどうかは分かりません。

 

ここで一番言いたかった事は

古住宅が気に入ってしまい

何が何でも契約しようとしている高ぶった気持ちを

冷静になって頂く為に

報告書の説明を

私共の場合は、直接会って説明させて頂いています。

 

今迄、電話での相談で、ご依頼者様の後悔のお話を

いやと言うほど聞いています。

全てが泣き寝入りです。

この様な後悔泣き寝入りをさせない様に

少しでも皆様のお役に立てる

住宅診断をさせて頂いています。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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