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不適合事例29 外壁透湿防水シートとして

今回は、<不適合事例29 外壁透湿防水シートとして>についてお話をします。

これから分譲住宅を購入しようと考えて

工事中(外壁下地を施工している)の物件を見に行かれる機会が有った場合は

今回の写真部分を見てチェックしてみて下さい。

最近は

既製品の一体形成品

各漏水し易い箇所に使用している事が多いので

二枚目の写真の様な不適合事象は見られないかもしれません。

 

下記二枚目の写真は

新築各工程検査の「外部防水下地検査」にて発見した不適合事象の写真です。

 

最初に一枚目の写真部分を見て

綺麗に施工しているなっと思っていたら

二枚目の写真を見つけたのです。

何だこりゃ~って感じでした。

 

【パイプ用一体形成品を使用している適合写真】

” “

【バルコニーと壁の取合い部分の不適合写真】

 

一枚目の写真は

既製品のパイプ用一体形成品を使用していて

スッキリした施工でしたが

 

二枚目の写真は

そもそも、鞍掛シート(黒色部分)の貼る順番が違う。

 

最初に鞍掛シートを施工して

(勿論、その下の壁の透湿防水シートを張り上げた後に)

三方向に開いた部分を上から鞍掛シートの同材か透湿防水シートで押さえ

その三面交点を防水テープで止水処理をしてから

その上に外壁面一体の透湿防水シートを張る順番です。

【上記説明のポンチ絵】

 

ここの場所は

防水処理をする場所として難しい箇所なのだから

ここにも既製品の一体形成品を使用すれば良いと考えますけどね。

この様な基本的な施工が出来ていないのは

仕事を基本から教える熟練の職人がいない事が原因です。

 

今後は

新築各工程検査をしっかりしないと

二枚目の写真の不適合事象が増えそうですね!

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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