2020/12/21
今回は、<お客様参加型 住宅診断の企画として>についてお話をします。
住宅診断を実施していて
最近、特に思うようになった事は
住宅診断を実施している間
ご依頼者様に
立ち合いをして頂く事が基本になっていますが
実際は
ほとんどの方が
最初と最後だけの立ち合いが多いです。
たまに夫婦二人で交代で立ち会って頂く事も有ります。
立ち会って頂いたとしても
ただ建物内にいてくれるだけで
最初の10分くらいは
一緒に診断する所を見てくれますが
後は
お任せ状態になります。
それはそれで構わないけど
自分が購入しようとする住宅が気にならないのでしょうか?
お客様の方が
住宅診断の邪魔にならない様に
気を使ってくれているのかもしれませんけど・・・・。
そこで思い立った事が
お客様が
住宅診断に参加してもらう企画はどうだろうか?
つまり
バインダーに挟んだチェック図面を
お客様に持って頂き
私がチェックした事を
お客様自身でチェック図面に
記入して貰う様にするのです。
例えば
基礎のひび割れが南側掃き出しサッシの下側に有ったとします。
私がその部分の写真を撮り
ひび割れ幅を計測して
お客様に
ひび割れ幅0.65㎜と伝えます。
それをお客様自身でチェック図面に記入して行くのです。
床・壁の傾斜も
私が計測した数値を
チェック図面に記入して頂くのです。
最後に
屋根裏、床下に入っての診断は
私が一人で調査し
全部の診断が終わった後に
その場で
パソコンに写真のデーターを入れ込み
写真を見ながら
お客様に記入して頂いたチェック図面を基にして
総合判定を
その場で報告・説明すれば
その日の一日で
住宅診断から報告までを完結させる事が出来ます。
ただし
報告書は有りませんが
チェック図面は
そのままお客様が持ち帰って頂いても構わないです。
念の為に
私の方で写真を撮って保管させて頂きます。
如何でしょうか?
お客様のメリットは
その日に住宅診断の結果が分かり
自分自身も参加しているので
直接的に建物の状態も分かると思います。
また
住宅診断費も
新築住宅、中古住宅の費用から5万円安くすれば良いでしょうか?
この事を考え出したのは
最近のお客様の年齢層が若く
ほとんどが30代から40代ですので
お客様が参加する住宅診断は
案外
受け入れてくれるのではないでしょうか?
どうかなぁ~?
もう少し、企画を練ってみよう!
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊