2021/01/13
今回は、<自宅のマンションは大丈夫ですか?>についてお話をします。
昨日のブログに関連している事なので
ついでにお話をします。
これは笑って済ませる様な事では無いので
自宅のマンションをチェックして
下記内容の劣化事象が有った場合は
直ぐ補修が出来るのであれば
必ず補修して下さい!
あなた(読者の方)が住んでいる分譲マンションを
インスペクターから見た目線と言うか
実際に有る事例で説明しますね。
中古マンションを購入しようとして
住宅ローン減税を使用する為に
既存住宅瑕疵保険に加入する検査に合格し
付保証明書を発行してもらう為には
一つ大きな問題点が有ります。
それは
分譲マンションで良くある設計で
1階部分をピロティ形式にした駐車場が有る場合
部分的に何箇所か壁が有ります。
その壁に上記写真の様な0.50㎜以上のひび割れが発生している事が
大変多いのです。
例えば
その壁が左、真ん中、右に有った場合
同じ様な向きにひび割れが入っている事が多いのです。
(原因は、地震による揺れです。)
そのひび割れ幅が0.50㎜未満で有れば
瑕疵保険検査に合格し
付保証明書が発行されますが
0.50㎜以上有る場合は
瑕疵保険に加入出来ませんので
住宅ローン減税は使用できなくなります。
何が言いたいのかと言いますと
折角
この分譲マンションを購入しようとしていた人が
瑕疵保険の検査に合格しないマンションなら
購入するのを「ヤーメタ」になってしまい
その分譲マンションの価値が下がって行きます。
自分の住んでいる分譲マンションが
どんどん住人が減り
(近くに新築のマンションがどんどん建設されるから)
価値が下がって行く原因に成り兼ねないのです。
たかが
ひび割れが有るだけで・・・・・。
この様な事にならない方法が一つ有ります。
マンションの大改修工事が10年~15年以内に
普通、実施されるのですが
その時に
必ずピロティ部分のひび割れを補修させるのです。
マンションの大改修工事が有っても
何故か、補修していないのが現状ですので。
又は
早々にマンション組合の理事会の議題に上げて
ひび割れを補修させる事が出来るのであれば
それが一番良い方法です。
たかが0.50㎜以上のひび割れが一か所有るだけで
既存住宅瑕疵保険検査に合格しないのです。
戸建て住宅の様に
簡単(勝手)に補修出来ないので不合格になりますので
自分の住んでいる分譲マンションの価値を
下げない様にする為には
是非
たかが「ひび割れ」で有っても補修する様にして下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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