2021/01/28
今回は、<キソ点検口の実際の設置として>についてお話をします。
昨日
建築確認申請を降ろした建物の完了検査に立ち会いました。
工事途中でも何回か現場を見に行っていたので
安心して完了検査を受けました。
結果は
問題無しでしたので
明日の午後には検査済証を発行して頂ける事になりました。
工事途中に手直し項目で指摘していた
ユニットバス下の点検口部分の配管廻りの
発砲ウレタンですき間を埋める手直しは
下記写真の様に施工していました。
その他は
妻側の外壁通気の排気口も設置していて
私が日ごろ
新築住宅の住宅診断で指摘する項目は
すべてクリアしていました。
この建物に
もし他のインスペクターがインスペクションを実施しても
何も出て来ないでしょうね!
昨年
民法改正が施行されましたので
契約不適合に対する手直し要求が厳しくなりました。
今迄
なーなーで見逃されていた
ユニットバス下のキソ点検口(フラット35を使用していた場合)や
外壁妻側の外壁通気排気口の未設置の場合は
手直しが出来なければ
必ずそれに代わる値引き要求などを突き付けられる事になります。
このキソ点検口や妻側外壁通気は簡単に施工出来ますので
工務店の方は設置する事をお勧めします。
また
新築住宅を購入しようと考えている人は
このブログに記載している所をチェックして見ては如何でしょうか?
どちらにしても
住宅を契約する前には
「住宅診断」を依頼して下さいね!
間違っても「建物状況調査」を依頼しない様に!
何故ならば
「建物状況調査」では
キソ点検口及び妻側外壁通気排気口の設置の有無は
検査項目に有りませんのでチェックはしませんよ!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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