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基礎と土間等とのスキ間は要注意!

今回は、<基礎と土間等とのスキ間は要注意!>についてお話をします。

久しぶりに

劣化事象のお話をします。

今日は

下記の写真の様な事象が確認された場合は

床の傾斜及び不同沈下に要注意というお話と

買取再販業者の

綺麗にリフォーム工事をしている中古住宅は

要注意ですよ!

と言うお話です。

下記写真は

買取再販業者の中古住宅の劣化事象です。

 

【車庫土間コンと基礎とのすき間】

基礎と車庫土間との取合いに

5㎜以上の隙間が確認されました。

この劣化事象だけでは

車庫土間コンが収縮しての

スキ間かどうかは判断しにくいです。

 

【勝手口台と基礎とのすき間】

上記の写真は

車庫土間コンの反対側にある

勝手口台と基礎との取合い部分の写真です。

 

この中古住宅は

外壁及び基礎の表面を

とても綺麗にリフォーム工事をしていました。

上記の勝手口台部分の写真を見ても

一般の方は

何も思わないでしょうね!

これは

勝手口台と基礎との取合いが

約20㎜のスキ間(肌別れ)を

モルタルで埋めて

基礎の表面の塗装仕上げの時に一緒に

モルタルを塗装仕上げしているのです。

この現象は

勝手口の台が沈下して

基礎から離れてしまった状態です。

スキ間が5㎜前後で有れば

勝手口の台を施工する時の地盤固め不良で説明できますが

20㎜となると

敷地が不同沈下している可能性を

考えなければなりません。

勝手口の反対側の最初の写真を見て下さい。

床の傾斜計測をした結果

このスキ間は

車庫部分の土間コンが収縮して出来たスキ間では無く

家が

勝手口側に不同沈下した為に出来たスキ間だったのです。

床の傾斜を計測した数値は

10/1000以上の

酷い床の傾斜が隠されていました。

隠されていましたと書いたのは

床の傾斜を

表面的にリフォーム工事をして

6/1000未満の傾斜にしていたのです。

一般のエンドユーザーは騙せても

インスペクターのプロは騙されませんよ!

 

という事で

今回の纏めとして

上記写真の様な劣化事象が確認された場合は

不同沈下に要注意ですよ!

契約後に

後悔・泣き寝入りしたくなければ

契約前には「住宅診断」を依頼して下さいね!

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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