2021/05/16
今回は、<何かスッキリしないお話として>についてお話をします。
先日
自分の所でリフォーム工事業と不動産業をしている
インスペクターの所に
中古住宅のインスペクションの依頼が有り
普通に見積もりを提出したら
安くして欲しい
3万円でしてくれと言われたそうです。
で
報告書無し
屋根裏・床下に入っての検査は無しで
引き受けたそうですが
結局
インスペクションの結果から
ウッドデッキの塗替え工事を受注したとの事。
この話を聞いて
私は
凄く複雑な気持ちになりました。
ホームインスペクションとか
住宅診断って
何の為に実施しているのか?って考えた時
上記内容のインスペクションって有りなのか?
インスペクションは
3万円なりの内容しかしなかったけど
リフォーム工事が受注出来たので
儲かったとの事。
Y&Y住宅検査の場合
リフォーム工事の受注はと言うより
第三者性を遵守する為に
工事の請負業はしていません。
また
中古住宅の「住宅診断」は
不同沈下の有無を
『住宅診断の軸』と考えていますので
床下・屋根裏に入っての検査を必ず実施し
床・壁傾斜チェック図を作成してから
総合的に不同沈下の有無を検討し
不同沈下が有った場合は
原因は何か?までを
目視の範囲で原因を追究しますので
表面的なインスペクションは受注しません。
それは何故かと言いますと
綺麗にリフォーム工事をしていて
床・壁の傾斜以外
何も悪い事象が無かったとしても
結局は
その家に住みだしてから
床・壁の傾斜が悪ければ
人によって違いが有りますが
健康上の問題が出て来やすいと
言われている事も
一つの理由です!
話を少し戻して
リフォーム業者が
安くインスペクションを引き受けて
リフォーム工事を受注する方法は
第三者性を遵守できるのであれば
問題は無いので
それは有りなのかな?
今の
インスペクションの多くは
リフォーム業者のインスペクションか
設計事務所の建築士が実施する
建物状況調査的なインスペクションが
主流になっています。
スッキリしないけど・・・・・。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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