2021/05/30
このブログは
住宅診断を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入りしない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<プレカット図面は誰が考える?>についてお話をします。
注文住宅を検討中の方は
構造的に無理なプランを
出来るだけ
設計者に依頼しない様に・・・・!
また
柱、耐力壁などの直下率は大丈夫か?を
設計者が何も言わなかったら
逆に聞いて見て下さい。
直下率の事が分からない設計者には
依頼しない方が・・・・です。
設計者を変えられなければ
変えない方が良いかな?
その時には
耐震等級2又は耐震等級3の構造計算を依頼しましょう!
であれば
少しは安心ですよ!
ここからが本題になります。
4月18日から4月20日までのブログで
4月18日
新築住宅の2階床の傾斜として
4月19日
続 新築住宅の2階床の傾斜として
4月20日
2階床傾斜の原因として
新築住宅の2階床が下がる原因は
柱の直下率が原因と書きましたが
今回
たまたま
上記3日間のブログに記載している
2階床が下がると考えられるプランを
新築注文住宅の確認申請の仕事として
依頼を受けました。
依頼を受けた時には
柱の直下率が悪い事は分からず
確認申請図面を作成していて分かったのです。
その事を
相手方に伝えたら
そのプランでプレカット屋が
プレカット図面を作成していて
その図面を見せて頂きました。
チョット
信じられない梁の架け方をしているので
せめて
4.55mの梁間の下に
何処でも良いので120角の柱を入れませんか?
と提案しました。
確認申請図面がほぼ出来た段階なのですが
プレカット屋を交えて
話し合いをする事になりました。
どうしても
プランの変更が出来ないようでしたら
耐震等級2又は3の構造計算をして
安全を確かめるので有れば問題は無いと考えますが
どうなるでしょうかね❓
最近
プレカット屋は忙しすぎるのかな?
それとも
プランを考える設計者が
お施主さんの要望を何とかしてあげようと
無理と分かっていても受けてしまうのかな?
と言うよりは
プレカット屋は
構造計算をした場合だったら
どうなるか?くらいは学習して欲しいな!
それと
実際に自分がプレカット図面を作成した家の
床のレベルをチェックすれば
机上ではなく現実的に考えられるのでは?
そうなれば
プレカット屋がハッキリと
出来る出来ないを伝えてあげれば
新築住宅で2階の床が下がる事が
無くなると思いますね!
結局
ダメなものはダメと伝え
代案を考えて説明してあげるのが
設計者又はプレカット屋の仕事と考えます。
大手木造のハウスメーカーの設計者で有れば
無理な間取りは出来ませんと
キッパリと言いますが
・・・・では無理なのかな?
この・・・・が・・・・ですね!(笑)
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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