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玄関土間・玄関ポーチの沈下として

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<玄関土間・玄関ポーチの沈下として>についてお話をします。

今日は

5年前に実施して

住宅診断報告書の作成に悩んだ

「住宅診断」のお話をします。

築35年の軽量鉄骨住宅で

ご依頼者様は

既に契約をしていて

リフォーム工事を実施する為に

住宅診断を依頼したとの事。

このハウスメーカーは

今は存在していない会社です。

間取りは

3DK + トイレ・洗面脱衣室・ユニットバス

玄関・廊下・階段

という狭い間取りで

床の傾斜計測結果は

2階の2部屋に

6/1000を超える箇所が有り

傾向としては

玄関側から反対側の浴室方向に

傾斜していました。

にもかかわらず

下記写真の様に

玄関土間と玄関ポーチが

沈下していました。

 

【玄関土間が弓状に沈下】

 

【約10㎜の沈下】

 

【玄関ポーチも沈下による肌別れ】

 

当時悩んだ事は

玄関土間と玄関ポーチが沈下している事と

建物全体の床の傾斜傾向とが

一致していない事に悩んだのです。

結果的には

傾斜傾向と沈下の原因を

別の原因と考える事で

自分を納得させました。

その方が理解(説明)出来るからだけど

それが正解だったのかどうか・・・・。

理由として考えたのは

当時の施工方法として

玄関土間とか玄関ポーチは

後から

コンクリートブロックで囲ってから

土を入れてバッサ下地をして

タイルを貼っていた為

玄関土間・玄関ポーチの地盤を

キチンと転圧していなかった事が

沈下の原因と考えたのです。

今日の纏めとして

この様な小さな総2階の住宅の場合

床の傾斜計測の箇所が少ない為

より多くの

壁・床の計測箇所を増やす事が必要なのかな?

この物件以降は

この様な小さな住宅の

住宅診断は無かったけど・・・・。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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